- 「この接続ではプライバシーが保護されません」と出る原因
- 自分で直せるケースと、頼んだほうがいいケース
- 警告を放置すると、どれだけ問い合わせを失うか
結論:ほとんどはSSL証明書の期限切れです。サーバーの管理画面で直せます
この警告が出る原因の大半は、SSL証明書の期限切れです。SSLとは、サイトとの通信を暗号化して、URLを「https」で表示するための仕組みです。この証明書には有効期限があり、切れると警告が出ます。
多くのレンタルサーバーでは、無料のSSLが自動で更新されます。それでも切れてしまうのは、何かのきっかけで自動更新が止まっているからです。
この警告が出ている間、ほとんどの人はサイトを開かずに閉じます。問い合わせはゼロになります。1日でも早く直してください。
出ている画面で原因が分かります
| 表示されるメッセージ | 考えられる原因 |
|---|---|
| この接続ではプライバシーが保護されません(NET::ERR_CERT_DATE_INVALID) | SSL証明書の期限切れ |
| この接続ではプライバシーが保護されません(NET::ERR_CERT_COMMON_NAME_INVALID) | 証明書とドメイン名が合っていない(wwwの有無など) |
| 保護されていない通信(アドレスバーに表示) | サイト内にhttpのままの画像やファイルが混ざっている |
| このサイトにアクセスできません | SSLではなく、ドメインやサーバー側の問題 |
最後のものはSSLの問題ではありません。見分け方は「ホームページが表示されない原因と対処法」でまとめています。
原因1:SSL証明書の期限切れ(最も多い)
サーバーの管理画面の「SSL設定」から、再設定すれば直ります。
無料のSSL(Let’s Encryptなど)は、多くの場合3か月ごとに自動で更新されます。それが止まる主なきっかけは次のとおりです。
- ドメインのDNS設定を変えた:サーバーを移したときなどに、自動更新の仕組みが追いつかなくなります
- wwwありなしの設定を変えた:証明書が対応していないほうでアクセスされると警告が出ます
- 有料の証明書を使っていて、更新手続きを忘れた:請求や案内のメールが、前の担当者のアドレスに届いていたケースが多いです
直し方
- サーバーの管理画面にログインする(さくら、エックスサーバー、ロリポップなど)
- 「SSL設定」「独自SSL」といった項目を開く
- 対象のドメインで、SSLを設定し直す(無料SSLなら、ボタン1つで再発行できることが多いです)
- 反映を待つ(数分〜1時間ほどかかります)
- ブラウザで確認する(一度閉じて開き直すか、スーパーリロードしてください)
作業前に、どのドメインで警告が出ているかを正確に確認してください。「www.〇〇.jp」では出るが「〇〇.jp」では出ない、ということがよくあります。その場合は、両方で使える設定にする必要があります。
原因2:サイト内にhttpのファイルが混ざっている
証明書は有効なのに、アドレスバーに「保護されていない通信」と出る場合は、これです。ページの中に、httpのままの画像やファイルが残っていると、ページ全体が「安全ではない」と判定されます。
よくあるのは、
- 記事の中に、昔貼った画像のURLが「http://」のまま残っている
- 外部のサービス(地図、動画、アクセス解析など)の埋め込みが古いまま
- テーマやプラグインが古く、httpで読み込んでいる
WordPressなら、「Search Regex」などのプラグインで、本文中の「http://自社ドメイン」を「https://自社ドメイン」に一括で置き換えられます。置き換える前に必ずバックアップを取ってください。
原因3:証明書とドメイン名が合っていない
証明書は「このドメイン用」と決まっています。「〇〇.jp」用の証明書で「www.〇〇.jp」にアクセスすると、名前が違うため警告が出ます。
サーバーの管理画面で、wwwありとなしの両方に対応した設定にするか、どちらか一方に統一(リダイレクト)してください。
放置すると、どうなるか
この警告が出ているサイトは、ほとんどの人がそこで閉じます。「危険かもしれない」と大きく表示されるので、無理もありません。
| 影響 | 内容 |
|---|---|
| 問い合わせ | ほぼゼロになります |
| 検索での評価 | httpsはGoogleの評価項目の一つ。長く続くと順位にも影響します |
| 信用 | 「あの会社のサイト、危険って出たよ」と言われる立場になります |
| フォーム | 入力途中で離脱されます |
アクセスが減ったわけでも、順位が落ちたわけでもないのに、売上だけが止まります。
自分で直せるケース・頼んだほうがいいケース
| 自分で試してOK | 頼んだほうがいい |
|---|---|
| サーバーの管理画面でSSLを再設定する | サーバーのログイン情報がない |
| どのURLで警告が出るか確認する | 再設定しても直らない |
| ブラウザを開き直して確認する | 本文中のhttpの一括置き換え |
| ― | 制作会社と連絡が取れない |
制作会社がサーバーを管理していて連絡が取れない場合の進め方は「ホームページ制作会社と連絡が取れない・倒産したときの対処法」でまとめています。
二度と起きないようにするには
- 自動更新になっているか確認する:無料SSLなら、ほとんどのサーバーで自動更新です。一度設定を見ておきましょう
- サーバー会社からのメールが届くアドレスにする:更新のお知らせが前の担当者宛てだと、気づけません
- 月に1回、自分のサイトを開いてみる:鍵のマークが出ているか見るだけで十分です
- まとめて見てもらう:ドメイン・サーバー・SSLの期限を一緒に管理しておくと、切れる前に気づけます
頼むと、いくらかかる?
参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。
| 作業 | 料金 |
|---|---|
| 不具合の原因調査 | 3,300円〜 |
| サーバー・ドメインの設定のお手伝い(SSLの再設定を含む) | 5,500円 |
| 軽微なCSS・表示の修正 | 4,400円 |
1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。保守管理(月1万円・税別)には、SSLの管理と期限の確認も含まれます。切れる前に気づける状態にしておくほうが、結果的に安く済みます。くわしくは「ホームページ保守管理」をご覧ください。
よくある質問
自分のパソコンだけ警告が出ます。
パソコンの日付と時刻が大きくずれていると、証明書の有効期限を正しく判断できず、警告が出ることがあります。日付の設定を確認してください。スマホのモバイル回線など、別の環境で開いて確認するのも有効です。
SSLは有料のものにしたほうがいいですか?
一般的な会社のホームページであれば、無料のSSLで十分です。暗号化の強さに違いはありません。ネットショップなど、企業の実在性を証明したい場合は有料の証明書を検討します。
警告が出ている間、ホームページは見られますか?
警告画面で「詳細設定」を押せば進めますが、ほとんどの訪問者はそこで閉じます。実質的に、見られていない状態だと考えてください。
直したのに、まだ警告が出ます。
ブラウザが古い情報を覚えていることがあります。一度タブを閉じて開き直すか、スーパーリロード(Macなら command + shift + R)を試してください。それでも出る場合は、設定が正しく反映されていない可能性があります。
まとめ
- 警告のほとんどは、SSL証明書の期限切れ。サーバーの管理画面から再設定できる
- 「保護されていない通信」は、サイト内にhttpのファイルが残っているのが原因
- 警告が出ている間、問い合わせはほぼゼロになる。1日でも早く直す
- 自動更新の設定と、連絡先メールアドレスを確認しておけば、ほとんど防げる
ベストフューチャーでは、他社が作ったホームページでも、SSLの警告の原因調査から再設定までお引き受けしています。「サーバーのログイン情報がない」という段階でも大丈夫です。確認は無料ですので、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。
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