WordPressが更新できないときの原因と対処法|「更新に失敗しました」・アップデートできない・ログインできない

WordPressが更新できないときの対処法|保存できない・アップデートできない・ログインできない
この記事で分かること
  • WordPressが「更新できない」3つのパターンと、それぞれの原因
  • 自分でできる直し方と、触らずに頼んだほうがいいケース
  • 更新を止めたままにすると何が起きるか(私たちが実際に対応した例)
目次

結論:まず「どの更新ができないのか」を見分けましょう

WordPressの「更新できない」は、大きく3つに分かれます。どれに当たるかで、原因も直し方もまったく違います。

症状よくある原因最初にやること
記事やページを直して「更新」を押すとエラーが出るサーバーのセキュリティ機能(WAF)、プラグインの相性出たエラー文をそのままメモする
WordPress本体やプラグインのアップデートができないサーバーのPHPが古い、サーバーの容量不足何も触る前にバックアップを取る
管理画面にログインできないパスワードが分からない、ログイン画面の場所が変えられているパスワードの再設定を試す

どのパターンでも、設定を変える前に必ずバックアップを取ってください。直そうとして触った結果、サイトが表示されなくなる相談は少なくありません。

「更新に失敗しました」と出て、記事やページが保存できないとき

多くの場合、サーバーのセキュリティ機能(WAF)が、編集した内容を攻撃と間違えて止めていることが原因です。WAFは、不正なアクセスを防ぐためにサーバー会社が用意している仕組みです。

よく出るエラーは次のようなものです。

  • 「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません。」
  • 「更新に失敗しました。」「公開に失敗しました。」

直すときの順番

  1. どの文章でエラーになるかを確かめる:一部だけ消して保存してみます。プログラムのような記号や、URLをたくさん含む文章でWAFが反応しやすくなります
  2. サーバーのWAFを一時的にオフにして試す:さくらのレンタルサーバ、エックスサーバー、ロリポップなどは、サーバーの管理画面から設定を変えられます。保存できたら、すぐにオンに戻します
  3. 「設定」→「パーマリンク」を開き、何も変えずに「変更を保存」を押す:URLの設定が読み込み直され、直ることがあります
  4. プラグインを1つずつ止めて試す:特定のプラグインが原因のこともあります。止めたプラグインは、確認が終わったら元に戻します

WAFはオフにしたままにしないでください。保存が終わったら必ずオンに戻すのが大切です。何度も同じエラーが出る場合は、特定の書き方だけを許可する設定もできます。

WordPress本体やプラグインのアップデートができないとき

いちばん多い原因は、サーバーのPHP(WordPressを動かしている仕組み)が古いままになっていることです。サポートが終わった古いPHPのままでは、新しいWordPressやプラグインに更新できません。PHPのバージョンは、管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」で確認できます。

なお、2026年10月にはPHPそのものに緊急の脆弱性が見つかり、8.1以前のPHPには修正版が出ていません。自社のPHPのバージョンの確認方法は「PHPの重大な脆弱性(2026年10月)|WordPressで今すぐ確認する3つのこと」にまとめています。

ほかによくある原因と、出る症状です。

症状原因と直し方
「新しいバージョンには、より新しいPHPが必要です」と出るサーバーの管理画面でPHPのバージョンを上げます。ただし、古いテーマやプラグインが動かなくなることがあるので、先に確認が必要です
更新の途中で止まり、「メンテナンスのため一時的に利用できません」のままサーバーに残った「.maintenance」というファイルを、サーバーのファイル管理画面から削除すると戻ります
更新したら画面が真っ白、または「このサイトで重大なエラーが発生しました」管理者のメールアドレスに届く「リカバリーモード」のリンクから入り、原因のプラグインを止めます
「ディスクの空き容量が足りません」と出るサーバーの容量がいっぱいです。不要な画像や古いバックアップを削除します

「このサイトで重大なエラーが発生しました」と出たとき

更新のあとにこの画面が出たら、ほとんどはプラグインかテーマが原因です。慌てて何かを消す前に、次の順番で進めてください。

1. 管理者宛てのメールを確認する(これが一番早い)

WordPressは、重大なエラーが起きると管理者のメールアドレスに自動でメールを送ります。件名は「あなたのサイトで技術的な問題が発生しています」のような内容です。

このメールには、

  • 原因になったプラグインやテーマの名前
  • リカバリーモードに入るためのリンク

が書かれています。リンクを押すと、問題のあるプラグインを止めた状態で管理画面に入れます。入れたら、そのプラグインを停止するか、最新版に更新してください。

このメールが届くのは、WordPressに登録されている管理者のメールアドレスです。前の担当者のアドレスのままだと、誰もメールに気づけません。普段から確認しておきましょう。

2. メールが届かない場合

メールが届かない、またはアドレスが分からない場合は、サーバーの管理画面から対応します。

方法やること
サーバーの復旧機能を使うエックスサーバーなど、一部のサーバーにはWordPressの復旧機能があります。管理画面に入れなくても使えます
プラグインのフォルダ名を変えるサーバーのファイル管理画面で `wp-content/plugins` の中のフォルダ名を変えると、そのプラグインが止まります。1つずつ試して原因を特定します
バックアップから戻す更新前のバックアップがあれば、それが一番確実です

3. 原因が分かったあと

原因のプラグインが分かったら、すぐ消さずに、まず最新版への更新を試してください。更新で直ることがよくあります。直らない場合や、開発が止まっているプラグインの場合は、別のプラグインへの入れ替えを考えます。

焦ってWordPressを入れ直したり、ファイルを消したりすると、記事や設定が失われることがあります。触る前に必ずバックアップを取ってください。

本当に怖いのは「更新できない」より「更新が止まったまま」になること

更新ができないまま放っておくと、サイトの古い部分が攻撃の入口になります。これは脅しではなく、私たちが実際に対応してきたことです。

  • 1年以上更新されていなかったサイトの管理画面では、WordPressの更新22件・プラグインの更新23件がたまり、PHPもサポートが終わったバージョンのままでした
  • ある美容室のサイトは、気づかないうちに書き換えられ、リンクを押すとカード番号を入力させる詐欺サイトに飛ばされるようになっていました。バックアップから戻しましたが、復旧に数十万円かかりました
  • 数か月更新していなかった別の会社では、本人より先に警察から「サーバーに偽サイトへ誘導するデータが置かれている可能性がある」と連絡が来ました

攻撃の多くは、人が会社を選んで狙っているのではなく、プログラムが自動で古いサイトを探しています。会社の大きさやアクセス数は関係ありません。

乗っ取り・改ざんに気づいたときの対処は「ホームページが乗っ取られた・改ざんされたときの対処法」で詳しく解説しています。

更新する前にやること

  1. バックアップを取る:サイトのファイルとデータベースの両方を保存します
  2. 長く更新が止まっているプラグインを確認する:開発が止まったプラグインは、更新しても弱点が残ります。別のプラグインへの入れ替えを考えます
  3. できればテスト環境で先に試す:私たちは、本番のサイトと同じ内容のテスト環境で先に更新し、表示崩れやお問い合わせフォームの不具合がないかを確かめてから本番を更新しています
  4. 更新したあと、全ページとお問い合わせフォームを確認する:表示は正常でも、フォームだけ送れなくなっていることがあります

長い間更新していないサイトは、一度にすべてを更新すると壊れやすくなります。WordPress本体、テーマ、プラグインを順番に、1つずつ確かめながら進めます。

管理画面にログインできず、更新できないとき

ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から、パスワードを再設定するのが基本です。登録しているメールアドレスに、再設定のメールが届きます。

それでもうまくいかないときは、次のケースが多いです。

  • 再設定のメールが届かない:登録メールアドレスが、前の担当者や制作会社のままになっていることがあります。サーバーの管理画面から直接変える方法もありますが、データベースを触るので、慣れていなければ頼んだほうが安全です
  • ログイン画面が見つからない:「サイトのURL/wp-admin/」で開かない場合、セキュリティのプラグインでログイン画面の場所が変えられています。制作会社に確認しましょう
  • 制作会社と連絡が取れない:まずはドメインとサーバーの名義を確認します。手順は「ホームページ制作会社と連絡が取れない・倒産したときの対処法」で詳しくまとめています

更新は通ったのに、そのあとスマホでレイアウトが崩れた、という場合もよくあります。更新でデザインの設定(CSS)が効かなくなるのが主な原因で、直し方は「ホームページがスマホで崩れる原因と直し方」で解説しています。

自分で直していいケース・頼んだほうがいいケース

自分で試してOK頼んだほうがいい
エラー文を確認して、WAFを一時的にオフにする画面が真っ白になった、サイトが表示されない
パーマリンクを保存し直す1年以上更新していない
パスワードを再設定するPHPのバージョンを上げる必要がある
新しめのサイトで、プラグインを1つ更新するデータベースを触る必要がある
―知らないサイトに飛ばされる、見覚えのないページがある

最後の「知らないサイトに飛ばされる」は、すでに書き換えられている可能性があります。自分で消そうとせず、すぐに専門の会社に相談してください。慌てて触ると、原因を調べるための記録が消えてしまいます。

頼むと、いくらかかる?

当サイトが関東の制作会社547社を調べたところ、WordPressの保守・アップデートを明記していたのは31社(約6%)でした(2026年10月時点)。対応している会社は多くないので、頼むときは「WordPressの更新だけでも対応できるか」を最初に確認しましょう。

参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。

作業料金
WordPressのプラグイン更新3,300円(2つ目から1つ+550円)
WordPress本体の更新7,700円(バックアップ・動作確認込み)
不具合の原因調査3,300円〜

1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。更新は数週間〜2か月に1回は必要になるので、毎月続けるなら、保守管理(月1万円・税別)にまとめたほうが安くなることが多いです。保守の費用の目安は「ホームページ保守管理の費用相場【2026年調査】」をご覧ください。

よくある質問

WordPressの自動更新をオンにしておけば大丈夫ですか?

自動更新だけでは足りません。更新でサイトが壊れても、自動更新は教えてくれないからです。また、サーバーのPHPやテーマなど、自動更新では変わらない部分もあります。大切なのは、更新したあとにサイトが正しく動いているかを人が確かめることです。

長い間更新していません。今から更新しても大丈夫ですか?

大丈夫ですが、一度にすべてを更新すると壊れやすくなります。バックアップを取ってから、WordPress本体、テーマ、プラグインを順番に更新し、1つずつ表示を確かめてください。PHPが古い場合は、先にPHPを上げる必要があることもあります。

サーバーがバックアップを取ってくれているので安心ですよね?

安心とは言い切れません。サーバーの自動バックアップは、2週間ほどで古いものから消えていくことが多いです。書き換えに気づかないまま2週間が過ぎると、バックアップも書き換えられたあとのデータになってしまいます。

まとめ

  • 「更新できない」は、保存できない・アップデートできない・ログインできないの3つに分けて考える
  • 保存できないときは、サーバーのWAFが原因のことが多い。オフにしたら必ずオンに戻す
  • アップデートできないときは、PHPが古いことが多い。更新の前に必ずバックアップを取る
  • 本当に怖いのは、更新が止まったまま放っておくこと。会社の大きさに関係なく狙われる

ベストフューチャーでは、他社が作ったWordPressのサイトでも、1回の更新から保守管理までお引き受けしています。「何年も更新していない」「どこから手をつければいいか分からない」という段階でも大丈夫です。今の状態を確認するところから、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。

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この記事を書いた人

ホームページ制作・Webマーケティング事業の代表。Web業界歴11年、ホームページの納品実績は600件以上。
ホームページの制作から、SEO・MEO・広告による集客、公開後の保守・運用まで、一気通貫で支援しています。

大学在学中にWebスクールの講師を務め、日本経済新聞に掲載。その後、コンサルティング会社で中小企業のホームページ制作・運用に携わり、現在はフリーライの代表として活動しています。

保有資格
・一般社団法人全日本SEO協会 SEO検定1級
・インターネットマーケティングアナリスト検定(IMA)
・情報セキュリティサポーター検定(SPREAD)
・ウェブ解析士
・Google検索広告/Yahoo!検索広告 認定資格

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