- ロリポップで、今のPHPのバージョンを確かめる方法
- 「PHP設定」でバージョンを上げる手順
- 元に戻せなくなるケースと、「データベース接続確立エラー」が出たときの直し方
結論:ユーザー専用ページの「PHP設定」から、ドメインごとに8.3以上へ上げましょう
ロリポップでは、ユーザー専用ページの「サーバーの管理・設定」→「PHP設定」から、ドメインごとにPHPのバージョンを変えられます。変えてから反映されるまで、5〜10分ほどかかります。
ロリポップは、2026年10月の脆弱性のあと、利用者にPHP 8.2以上への切り替えを勧めています。ただし8.2は2026年12月31日でサポートが終わるので、8.3以上に上げておくのがおすすめです。
ロリポップでは、PHP 7.1より前のバージョンから上げると、元のバージョンには戻せません。かなり古いサイトの場合は、必ずバックアップを取ってから進めてください。
ほかのサーバー(エックスサーバー・さくら・お名前.com)の手順は「PHPのバージョンの上げ方【サーバー別】」でまとめています。
ロリポップで、今PHPを上げたほうがいい理由
2026年10月21日に、PHPの重大な脆弱性が公開されました。ロリポップでは、修正を当てるまでのあいだ、一部のサーバーで10月22日の未明から13時ごろまで、お客さまのサイトの表示を止める対応をとりました。PHP 8.2以上のサイトや、PHPを使っていないサイトも、同じサーバーにあれば止まっています。
ロリポップは、すべてのPHPに修正を当てたと発表しています。ただし、古いバージョンについては次のように案内しています。
- PHP 8.2〜8.5:PHPの公式な修正版を当てた
- PHP 7.4〜8.1:PHPの開発元が出した修正を当てた
- PHP 5.3〜7.3:公式な修正がないため、ロリポップが独自に修正を作って当てた
そのうえで、8.1以前への修正は一時的なもので、今後の脆弱性では修正が出ないおそれがあるとされています。古いバージョンのままにしておくと、次に同じことが起きたとき、守られないかもしれません。
くわしくは「PHPの重大な脆弱性(2026年10月)|WordPressで今すぐ確認する3つのこと」をご覧ください。
【当サイト調査】ロリポップの制作会社の44%が、サポートの切れたPHP
関東と山梨のホームページ制作会社のうち、ロリポップを使っていた73社のサイトを調べました。ロリポップは、ほかのサーバーよりPHPのバージョンが外から分かるサイトが多く、52社のバージョンが分かりました。(2026年10月28日時点、当サイト調べ)
| PHPのバージョン | 会社数 | 割合 |
|---|---|---|
| 8.3以上(おすすめ) | 28社 | 54% |
| 8.2(2026年12月で終了) | 1社 | 2% |
| 8.1以前(サポート終了) | 23社 | 44% |
8.1以前の23社のうち、いちばん多かったのはPHP 7.4(14社)でした。PHP 5のままのサイトも4社あり、これらは上げると元に戻せないバージョンです。
ほかにも、次のことが分かりました。
- WordPressで作られているサイトは、72社中50社(69%)
- httpsで正しく開けないサイトは、73社中4社
httpsで正しく開けないサイトには、2026年10月からChromeが警告を出すようになっています。くわしくは「「安全な接続をサポートしていません」とChromeに出る原因と対処法」をご覧ください。
今のPHPのバージョンを確かめる方法
ロリポップの画面で確かめる
- ユーザー専用ページにログインする
- 「サーバーの管理・設定」→「PHP設定」を開く
- ドメインごとに、今のPHPのバージョンが一覧で表示されます
WordPressの画面で確かめる
- WordPressの管理画面で「ツール」→「サイトヘルス」を開く
- 「情報」タブの「サーバー」を開く
- 「PHP のバージョン」の数字を見る
上げる前にやること
1. バックアップを取る
ロリポップのバックアップは、プランによって違います。
- ハイスピードプラン・エンタープライズプラン:無料の自動バックアップがあります。バックアップのデータは無料で受け取れますが、戻す作業は自分で行う必要があります
- そのほかのプラン:有料のバックアップオプションを申し込んでいなければ、自分でバックアップを取る必要があります
PHP 7.1より前から上げる場合は、元に戻せないので、バックアップが最後の頼りになります。WordPressなら、バックアップ用のプラグインを使って、ファイルとデータベースの両方を保存しておきましょう。
2. WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にする
古いテーマやプラグインは、新しいPHPで動かないことがあります。ロリポップも、WordPress本体・テーマ・プラグインが最新で、今も更新が続いているものかを確かめるよう案内しています。
3. 今のバージョンをメモする
PHP 7.1以降からなら、うまくいかなかったときに元に戻せます。そのために、今のバージョンを控えておきましょう。
「PHP設定」でバージョンを上げる手順
- ユーザー専用ページにログインする
- 「サーバーの管理・設定」→「PHP設定」を開く
- 変えたいドメインの、PHPのバージョンを選ぶ(8.3か8.4がおすすめです)
- 「変更」を押す
- 5〜10分ほど待ってから、サイトを確かめる
すべてのドメインをまとめて設定することもできますが、1つずつ上げて、そのつど確かめるほうが安全です。
「CGI版」「モジュール版」「LiteSpeed版」について
ロリポップでは、プランによってPHPの動かし方が違います。
| プラン | PHPの種類 |
|---|---|
| エコノミー | CGI版のみ |
| ライト・スタンダード | CGI版(PHP 8.4はモジュール版も選べる) |
| ハイスピード・エンタープライズ | LiteSpeed版 |
バージョンを選ぶ画面で、これらの名前が出ることがあります。分からない場合は、今と同じ種類のまま、数字だけを上げてください。新しいバージョンが出ても、自動では切り替わりません。
上げたあとに確かめること
- トップページと主なページが正しく表示されるか
- お問い合わせフォームから実際に送信して、届くか
- 画像やファイルのアップロードができるか
- WordPressの管理画面にログインできるか
- スマホで見ても崩れていないか
ロリポップも、表示・お問い合わせフォーム・ファイルのアップロードを確かめるよう案内しています。表示は正常でも、フォームだけ送れなくなっていることがあるので、必ず一度、自分で送信してみてください。
「データベース接続確立エラー」が出たとき
PHPを上げたあとに「データベース接続確立エラー」が出た場合は、データベースのパスワードの再設定が必要なことがあります。ロリポップの案内では、次の手順で直します。
- ユーザー専用ページの「データベース」を開く
- 対象のデータベースの「操作する」を押す
- 「パスワードを再設定する」から、新しい形式(native_password形式)でパスワードを設定し直す
- WordPressの場合は、「wp-config.php」の中のパスワードも、新しいものに書き換える
wp-config.phpは、WordPressの大事な設定ファイルです。書き換えを間違えるとサイトが表示されなくなります。不安な場合は触らずにご相談ください。
真っ白になった・「重大なエラー」が出たときの戻し方
PHP 7.1以降から上げた場合は、同じ「PHP設定」の画面で、メモしておいた元のバージョンを選び直してください。反映まで5〜10分ほど待つと、ほとんどの場合、表示は戻ります。
戻して直ったなら、原因はテーマやプラグインが新しいPHPに対応していないことです。それらを直してから、もう一度上げます。原因の探し方は「WordPressが更新できないときの原因と対処法」で解説しています。
PHP 7.1より前から上げた場合は、元のバージョンには戻せません。取っておいたバックアップを使うか、新しいPHPで動くように、テーマやプラグインを直す必要があります。
自分でやっていい・頼んだほうがいい
| 自分でやってOK | 頼んだほうがいい |
|---|---|
| 「PHP設定」で今のバージョンを見る | ユーザー専用ページのログイン情報が分からない |
| 最近作ったサイトで、8.3か8.4に上げる | PHP 7.1より前から上げる(元に戻せない) |
| 表示が崩れたら、元のバージョンに戻す | データベース接続確立エラーが出た |
| ― | wp-config.phpの書き換えが必要 |
| ― | 制作会社と連絡が取れない |
ロリポップの契約を制作会社が持っていて、ログイン情報が分からない場合は「ホームページ制作会社と連絡が取れない・倒産したときの対処法」をご覧ください。
頼むと、いくらかかる?
参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。
| 作業 | 料金 |
|---|---|
| 今のPHPのバージョンの確認 | 無料 |
| サーバー・ドメインの設定のお手伝い(PHPの切り替えを含む) | 5,500円 |
| WordPress本体の更新 | 7,700円(バックアップ・動作確認込み) |
| WordPressのプラグイン更新 | 3,300円(2つ目から1つ+550円) |
| 不具合の原因調査 | 3,300円〜 |
1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。くわしくは「ホームページ保守管理」もご覧ください。
更新するのが不安な方は、1回だけのスポット対応もお受けしています。ただ、PHPやWordPressの更新は一度やれば終わりではなく、これからも定期的に必要になります。毎回頼むより、月1万円(税別)の保守管理にまとめておくのがおすすめです。サポート期限の管理から、更新・動作確認まで、まとめてお任せいただけます。
よくある質問
ロリポップでPHP 8.5は使えますか?
使えます。ただし、古いテーマやプラグインはまだ8.5に対応していないことがあります。迷ったら8.3か8.4を選び、問題がないのを確かめてから8.5を考えるのが安全です。
今回の脆弱性で、自分のサイトも止まっていました。何か被害はありますか?
ロリポップは、不正アクセスや情報の流出は確認されていないと発表しています。表示が止まったのは、修正を当てるまでのあいだ、サイトを守るための対応です。
PHP 7.1より前から上げたいのですが、元に戻せないのが不安です。
ファイルとデータベースのバックアップを取ってから進めれば、万一のときもバックアップから戻せます。テスト用の環境で先に試すと、さらに安全です。不安な場合は、無料で今の状態を確かめます。
「データベース接続確立エラー」が出て、管理画面にも入れません。
データベースのパスワードの形式が原因のことがあります。この記事の「データベース接続確立エラーが出たとき」の手順で直せます。wp-config.phpの書き換えが不安な場合は、ご相談ください。
PHPのバージョンは、ロリポップが自動で上げてくれますか?
新しいバージョンが出ても、自動では切り替わりません。利用者が「PHP設定」で切り替える必要があります。
直したあと、保守や作り直しを頼む会社を探すときは、「作って終わり」の会社を避けることが大切です。頼む前に確かめたい7つのことは「ホームページ制作会社の選び方|頼む前の7つのチェック」でまとめています。
参考にした公式情報
まとめ
- ロリポップでは「サーバーの管理・設定」→「PHP設定」から、ドメインごとにPHPを変えられる
- ロリポップは8.2以上への切り替えを勧めている。8.2は12月で終わるので、8.3以上がおすすめ
- PHP 7.1より前から上げると、元に戻せない。必ずバックアップを取る
- 上げたあとに「データベース接続確立エラー」が出たら、データベースのパスワードを再設定する
- ロリポップを使う制作会社でも、44%がサポートの切れたPHPのままだった
ベストフューチャーでは、ロリポップで動いている他社制作のホームページでも、PHPの確認から切り替え・動作確認までお引き受けしています。今のバージョンの確認は無料ですので、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。
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