WordPress 7.1.4が公開|2026年10月のセキュリティ更新で直った脆弱性と、今すぐやること

WordPress 7.1.4が公開今すぐやること|直った脆弱性・確認方法・更新の手順
この記事で分かること
  • WordPress 7.1.4で何が直ったのか、放っておくと何が起きるのか
  • 自社サイトのWordPressのバージョンを1分で確かめる方法
  • 更新の手順と、自動更新が止まっているときの対処
目次

結論:WordPressを7.1.4に更新すれば対策は終わりです。まずバージョンを確かめてください

2026年10月28日に公開されたWordPress 7.1.4は、13件の脆弱性(セキュリティ上の弱点)を直すセキュリティ更新です。WordPress公式は、すぐに更新するよう呼びかけています。

自動更新がオンになっているサイトは、多くの場合、すでに7.1.4に切り替わっています。まずは管理画面でバージョンを確かめてください。7.1.4になっていなければ、「ダッシュボード」→「更新」から更新できます。

当サイトの調査では、WordPressのサイトの約5社に1社が、修正版になっていない古いバージョンのままでした。自動更新が止まっていると、今回の更新も届きません。「うちは自動だから大丈夫」と思わずに、一度は自分の目で確かめてください。

WordPress 7.1.4で直ったこと(2026年10月28日)

WordPress公式の発表によると、7.1.4では次のような弱点が直りました。専門用語をできるだけ使わずにまとめると、次のとおりです。

直った弱点どんな危険か
更新作業の最中の弱点更新している数秒のすきに、外から命令を実行されるおそれ
ブロックや画面の部品の弱点(XSS)投稿者などの権限を持つ人が、ページに悪いプログラムを仕込めるおそれ
ページを開いた人のブラウザが固まる弱点閲覧した人の画面が動かなくなるおそれ
個人データを消す画面の弱点管理画面に悪いプログラムを仕込まれるおそれ
公開前のデザイン変更が見える弱点ログインしていない人に、公開前の変更内容を見られるおそれ
メモ(ノート)が見える弱点編集権限のない人に、記事のメモを見られるおそれ
内蔵の証明書の更新安全な通信に使う証明書の一覧を新しくした

公式は「13件のセキュリティ修正」と発表しています。セキュリティ会社のPatchstackは、同じ内容を「17件の勧告で22件の脆弱性」と数えています。数え方の違いで、中身は同じです。

2026年10月29日時点で、今回の弱点が実際の攻撃に使われたという報告は出ていません。ただ、9月の7.1.2のときは、公開から数時間で攻撃が始まったと海外のセキュリティ会社が報告しています。報告がないうちに更新しておくのがいちばん安全です。

この秋、WordPressの更新は1か月半で4回ありました

7.1.4は単発の出来事ではありません。2026年9月から、WordPressとPHP(WordPressを動かしているプログラム言語)の重要な更新が続いています。

日付更新内容
2026年9月17日WordPress 7.1.1セキュリティ修正11件と不具合の修正
2026年9月22日WordPress 7.1.2重大な脆弱性1件(CVE-2026-87902)。4.7〜7.1.1のすべてが対象
2026年10月6日WordPress 7.1.3セキュリティ修正7件と不具合の修正
2026年10月21日PHP(サーバー側)重大な脆弱性2件。WordPressの更新では直らない
2026年10月28日WordPress 7.1.4セキュリティ修正13件
2026年12月8日(予定)WordPress 7.2次の大きな更新

10月21日のPHPの脆弱性は、WordPressではなくサーバー側の問題です。こちらは「PHPの重大な脆弱性(2026年10月)|WordPressのホームページで今すぐ確認する3つのこと」でくわしく解説しています。

このように、WordPressの更新は一度やれば終わりではなく、月に1回以上のペースで続きます。「作ったときのまま」のサイトほど、気づかないうちに古くなっていきます。

自社サイトのWordPressのバージョンを確かめる方法(1分)

  1. WordPressの管理画面にログインする
  2. 「ダッシュボード」の「概要」を見る(「WordPress 7.1.4(テーマ名)を実行中」のように表示されます)
  3. 左のメニューの「ダッシュボード」→「更新」を開く(「最新バージョンのWordPressをお使いです」と出ればOKです)

「概要」が見つからない場合は、画面右上の「表示オプション」で表示できます。

7.1以外の古いバージョンを使っている場合

WordPressは、古い系統にも今回の修正を届けています(4.7まで)。たとえば6.9を使っているサイトは、6.9.11にすれば今回の修正が入ります。

使っている系統今回の修正が入った番号
7.17.1.4
7.07.0.8
6.96.9.11
6.86.8.12
6.76.7.11
6.66.6.11
6.56.5.14

それより古い系統の番号は、WordPress公式の「リリース一覧」で確かめられます。

WordPress公式が、きちんとサポートしているのは最新の系統だけです。古い系統への修正は「用意できしだい」とされています。また、4.6以前には修正が出ていません。古い系統のサイトは、早めに最新の7.1へ上げる計画を立ててください。

ログインできない、パスワードが分からないときは「WordPressが更新できないときの原因と対処法」をご覧ください。

【当サイト調査】制作会社315社のうち、約2割が修正版になっていませんでした

関東と山梨のホームページ制作会社612社のサイトを調べたところ、370社がWordPressを使っていて、そのうち315社のバージョンが分かりました。結果は次のとおりです。(2026年10月29日時点、当サイト調べ)

状態会社数割合
最新の7.1.4(すでに更新済み)178社56.5%
7.1だが、7.1.4より前(7.1.2・7.1.3)20社6.3%
古い系統だが、その系統の修正版54社17.1%
古い系統のまま、修正版でもない63社20.0%

7.1.4の公開から1日で、半分以上のサイトがすでに更新されていました。WordPressの自動更新が、きちんと働いている証拠です。

一方で、63社(約5社に1社)は、使っている系統の修正版にもなっていませんでした。自動更新が止まっている可能性が高い状態です。中には、10年以上前の4.2や4.3のままのサイトもありました。5系以前を使っているサイトは、全体の12%(38社)です。

※各社のトップページと更新情報(RSS)に、通常のアクセスを1〜2回して、公開されているバージョン表示を集計しています。バージョンを隠しているサイトは数に入っていません。

ホームページを作るプロの会社でも、5社に1社がこの状態です。制作会社に作ってもらったまま、だれも管理画面を開いていない一般の会社のサイトでは、もっと多いと考えられます。

自動更新が止まる、よくある原因

修正版になっていないサイトには、次のような原因がよくあります。

  • 作った会社が、自動更新をオフにしている(表示崩れを防ぐためにオフにして、そのままになっている)
  • サーバーのPHPが古く、新しいWordPressに上げられない
  • ファイルの書き込みの設定が原因で、更新に失敗し続けている
  • プラグインやセキュリティ設定が、更新を止めている

PHPが古い場合は、先にPHPを上げる必要があります。手順は「PHPのバージョンの上げ方【サーバー別】」でまとめています。

WordPressを7.1.4に更新する手順

  1. バックアップを取る(サーバーの自動バックアップがあるかも確かめます)
  2. 管理画面の「ダッシュボード」→「更新」を開く
  3. 「今すぐ更新」を押す(数十秒〜数分で終わります。途中で画面を閉じないでください)
  4. トップページ・お問い合わせフォーム・スマホ表示を確かめる
  5. 同じ画面で、プラグインとテーマの更新も確かめる

7.1.2・7.1.3から7.1.4への更新は、不具合の修正だけの小さな更新です。表示が崩れることはほとんどありません。

6.x以前から7.1へ上げるような大きな更新は、いきなり本番でやらないほうが安全です。PHPのバージョンや、古いプラグインとの相性で、画面が真っ白になることがあります。テスト用の環境で試すか、慣れた人に頼んでください。

更新しないと、どうなるか

影響内容
改ざん・乗っ取りページを書き換えられたり、迷惑メールの送信に使われたりする
訪問者への被害開いた人が、詐欺サイトに飛ばされることがある
検索Googleに「ハッキングされている可能性」と表示され、検索から人が来なくなる
信用取引先やお客さまからの信用を失う

改ざんされたときの見分け方と対処は「ホームページが乗っ取られた・改ざんされたときの対処法」で解説しています。

自分でできる・頼んだほうがいい

自分で試してOK頼んだほうがいい
バージョンの確認管理画面にログインできない
7.1.2・7.1.3から7.1.4への更新6.x以前から7.1への大きな更新
プラグインの更新(数が少ないとき)更新に失敗する・自動更新が止まっている
―PHPも古く、先に上げる必要がある

作った制作会社と連絡が取れない場合は「ホームページ制作会社と連絡が取れない・倒産したときの対処法」をご覧ください。

頼むと、いくらかかる?

参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。

作業料金
バージョンの確認無料
WordPress本体の更新7,700円(バックアップ・動作確認込み)
WordPressのプラグイン更新3,300円(2つ目から1つ+550円)
不具合の原因調査3,300円〜
大きな更新(6.x以前から7.1へ)・PHPの切り替えを含む作業確認のうえお見積り

1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。

更新するのが不安な方は、1回だけのスポット対応もお受けしています。ただ、PHPやWordPressの更新は一度やれば終わりではなく、これからも定期的に必要になります。毎回頼むより、月1万円(税別)の保守管理にまとめておくのがおすすめです。サポート期限の管理から、更新・動作確認まで、まとめてお任せいただけます。

よくある質問

自動更新がオンなら、何もしなくていいですか?

多くの場合、7.1.4には自動で切り替わります。ただ、設定やサーバーの都合で止まっていることがあります。管理画面の「更新」で、7.1.4になっているかを一度確かめてください。

7.1.4にしたら、表示が崩れることはありますか?

7.1.2・7.1.3からの更新は修正だけなので、崩れることはほとんどありません。古い系統から7.1へ上げる場合は、プラグインとの相性で崩れることがあるので、バックアップを取ってから進めてください。

プラグインも更新が必要ですか?

はい。WordPress本体とは別に、プラグインやテーマにも弱点が見つかります。本体の更新と同じタイミングで、「更新」画面からまとめて確かめるのがおすすめです。

9月の7.1.2の脆弱性と、今回の7.1.4は同じものですか?

別のものです。7.1.2は重大な脆弱性1件の修正で、7.1.4は13件の修正です。7.1.4にすれば、7.1.2・7.1.3の修正もすべて入ります。

PHPの脆弱性とは関係ありますか?

別の問題です。PHPの脆弱性はサーバー側の問題なので、WordPressを7.1.4にしても直りません。PHPの対応は、サーバー会社のお知らせを確かめてください。

自社のサイトがWordPressかどうか分かりません。

ページの上で右クリックして「ページのソースを表示」を開き、「wp-content」という文字があればWordPressです。分からなければ、無料で確かめます。

更新を頼む会社や、作り直しを頼む会社を探すときは、「作って終わり」の会社を避けることが大切です。頼む前に確かめたい7つのことは「ホームページ制作会社の選び方|頼む前の7つのチェック」でまとめています。

参考にした公式情報

まとめ

  • 2026年10月28日に、13件の脆弱性を直したWordPress 7.1.4が公開された
  • 対策は7.1.4(古い系統はその系統の修正版)に更新すること
  • 9月から1か月半で、WordPressとPHPの重要な更新が4回あった
  • 制作会社315社でも、約5社に1社が修正版になっていなかった
  • 自動更新が止まっていることもあるので、管理画面で一度は確かめる

ベストフューチャーでは、他社が作ったWordPressのサイトでも、バージョンの確認から更新・動作確認までお引き受けしています。「ログイン情報が分からない」という段階でも大丈夫です。バージョンの確認は無料ですので、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。

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この記事を書いた人

ホームページ制作・Webマーケティング事業の代表。Web業界歴11年、ホームページの納品実績は600件以上。
ホームページの制作から、SEO・MEO・広告による集客、公開後の保守・運用まで、一気通貫で支援しています。

大学在学中にWebスクールの講師を務め、日本経済新聞に掲載。その後、コンサルティング会社で中小企業のホームページ制作・運用に携わってきました。

保有資格
・一般社団法人全日本SEO協会 SEO検定1級
・インターネットマーケティングアナリスト検定(IMA)
・情報セキュリティサポーター検定(SPREAD)
・ウェブ解析士
・Google検索広告/Yahoo!検索広告 認定資格

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