- エックスサーバーで、今のPHPのバージョンを確かめる方法
- 「PHP Ver.切替」でバージョンを上げる手順
- WordPressが真っ白になったときの戻し方と、自動バックアップからの復元
結論:サーバーパネルの「PHP Ver.切替」から、ドメインごとに数分で上げられます
エックスサーバーでは、サーバーパネルの「PHP Ver.切替」から、ドメインごとにPHPのバージョンを変えられます。画面の操作は数分で終わります。
エックスサーバーでは、PHP 8.2以前は「旧バージョン」とされ、今後の更新予定はないと案内されています。8.2以前を使っている場合は、8.3以上に上げておきましょう。
上げる前に、WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にしておいてください。古いままPHPだけ上げると、サイトが真っ白になったり「このサイトで重大なエラーが発生しました」と出たりすることがあります。
ほかのサーバー(さくら・ロリポップ・お名前.com)の手順は「PHPのバージョンの上げ方【サーバー別】」でまとめています。
エックスサーバーで、今PHPを上げたほうがいい理由
2026年10月21日に、PHPの重大な脆弱性が公開されました。エックスサーバーは予防のため、10月21日16時から公式サイトや管理画面を一時的に止め、22日から順次再開しています(お客さまのサイトの表示やメールは止まっていないと案内されています)。
PHP本体の修正が出たのは、サポート中の8.2〜8.5だけです。8.2も2026年12月31日でサポートが終わります。くわしくは「PHPの重大な脆弱性(2026年10月)|WordPressで今すぐ確認する3つのこと」をご覧ください。
【当サイト調査】エックスサーバーの制作会社の8割がWordPress
関東と山梨のホームページ制作会社のうち、エックスサーバーを使っていた199社のサイトを調べたところ、161社(81%)がWordPressで作られていました。(2026年10月28日時点、当サイト調べ)
| サーバー | 調べたサイト | WordPress | 割合 |
|---|---|---|---|
| エックスサーバー | 199社 | 161社 | 81% |
| ロリポップ! | 72社 | 50社 | 69% |
| さくらのレンタルサーバ | 130社 | 77社 | 59% |
エックスサーバーは、ほかのサーバーよりもWordPressで使われている割合が高い結果でした。エックスサーバーでWordPressのサイトを持っているなら、PHPの更新は必ず確かめておきたい作業です。
※各社のサイトのIPアドレスからサーバー会社を調べ、トップページにWordPressのファイルが使われているかで判定しています。
今のPHPのバージョンを確かめる方法
エックスサーバーの画面で確かめる
- サーバーパネルにログインする
- 「PHP Ver.切替」を開く
- ドメインごとに、今のPHPのバージョンが表示されます
WordPressの画面で確かめる
- WordPressの管理画面で「ツール」→「サイトヘルス」を開く
- 「情報」タブの「サーバー」を開く
- 「PHP のバージョン」の数字を見る
上げる前にやること
1. 自動バックアップがあることを確かめる
エックスサーバーには、無料の「自動バックアップ」があります。Webのファイルとデータベースが、自動で保存されています。
- 保存されているのは過去14日分です(一部の古いサーバーは7日分)
- サーバーパネルの「自動バックアップの取得・復元」から、無料で取り出し・復元ができます
PHPを上げてどうしても直らないときは、ここから上げる前の状態に戻せます。念のため、WordPressのプラグインなどで自分でもバックアップを取っておくとさらに安心です。
2. WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にする
古いテーマやプラグインは、新しいPHPで動かないことがあります。何年も更新されていないプラグインは、別のものへの入れ替えを考えます。
3. 今のバージョンをメモする
うまくいかなかったとき、元に戻すために必要です。
「PHP Ver.切替」でバージョンを上げる手順
- サーバーパネルにログインする
- 「PHP Ver.切替」を開く
- 変えたいドメインの右側にある、ペンのアイコンを押す
- 「変更後のバージョン」で、8.3か8.4を選ぶ
- 「設定する」を押す
古いサーバーパネルを使っている場合は、ペンのアイコンはなく、最後のボタンが「変更」になっています。
ドメインを複数持っている場合は、1つずつ上げて、そのつど確かめるのが安全です。まとめて上げると、どのサイトの何が原因で崩れたのか分かりにくくなります。
どのバージョンを選べばいい?
エックスサーバーで選べる主なバージョンは次のとおりです(サーバーの「Xアクセラレータ Ver.2」が有効な場合)。
| バージョン | エックスサーバーでの扱い | おすすめ |
|---|---|---|
| 8.5 | WordPress推奨と表示 | 最近作った・まめに更新しているサイト |
| 8.4 | ― | 多くのサイトにおすすめ |
| 8.3 | ― | 何年も更新していないサイトは、まずここから |
| 8.2以前 | 旧バージョン(今後の更新予定なし) | 選ばない |
エックスサーバーの画面では8.5が「WordPress推奨」と表示されますが、古いテーマやプラグインはまだ8.5に対応していないことがあります。迷ったら8.3か8.4を選び、問題がないのを確かめてから8.5を考えるのが安全です。
上げたあとに確かめること
- トップページと主なページが正しく表示されるか
- お問い合わせフォームから実際に送信して、届くか
- WordPressの管理画面にログインできるか
- スマホで見ても崩れていないか
表示は正常でも、フォームだけ送れなくなっていることがあります。必ず一度、自分で送信してみてください。
真っ白になった・「重大なエラー」が出たときの戻し方
まずは「PHP Ver.切替」で元に戻す
同じ「PHP Ver.切替」の画面で、メモしておいた元のバージョンを選び直してください。ほとんどの場合、これで表示は元に戻ります。そのうえで、原因になったテーマやプラグインを直してから、もう一度上げます。
原因の探し方は「WordPressが更新できないときの原因と対処法」で解説しています。
それでも直らないときは、自動バックアップから復元する
PHPを戻しても直らない場合は、サーバーパネルの「自動バックアップの取得・復元」から、上げる前の日のデータに戻せます。
復元すると、その日より後に追加・変更したファイルは上書きされて消えます。ブログを書いた、お問い合わせの記録が増えたなどの変更がある場合は、先にデータを取り出しておくか、頼んだほうが安全です。
自分でやっていい・頼んだほうがいい
| 自分でやってOK | 頼んだほうがいい |
|---|---|
| 「PHP Ver.切替」で今のバージョンを見る | サーバーパネルのログイン情報が分からない |
| 最近作ったサイトで、8.3か8.4に上げる | PHP 7以前から上げる |
| 表示が崩れたら、元のバージョンに戻す | 戻しても直らない・自動バックアップから復元したい |
| ― | 制作会社と連絡が取れない |
エックスサーバーの契約を制作会社が持っていて、ログイン情報が分からない場合は「ホームページ制作会社と連絡が取れない・倒産したときの対処法」をご覧ください。
頼むと、いくらかかる?
参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。
| 作業 | 料金 |
|---|---|
| 今のPHPのバージョンの確認 | 無料 |
| サーバー・ドメインの設定のお手伝い(PHPの切り替えを含む) | 5,500円 |
| WordPress本体の更新 | 7,700円(バックアップ・動作確認込み) |
| WordPressのプラグイン更新 | 3,300円(2つ目から1つ+550円) |
| 不具合の原因調査 | 3,300円〜 |
1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。PHPやWordPressは、これからも定期的に上げる必要があります。毎月の保守管理(月1万円・税別)にまとめておくと、サポート期限の管理から切り替え・動作確認までお任せいただけます。くわしくは「ホームページ保守管理」をご覧ください。
更新するのが不安な方は、1回だけのスポット対応もお受けしています。ただ、PHPやWordPressの更新は一度やれば終わりではなく、これからも定期的に必要になります。毎回頼むより、月1万円(税別)の保守管理にまとめておくのがおすすめです。サポート期限の管理から、更新・動作確認まで、まとめてお任せいただけます。
よくある質問
エックスサーバーが自動でPHPを上げてくれることはありますか?
基本的には、利用者が「PHP Ver.切替」で切り替える仕組みです。バージョンを上げるとサイトが動かなくなることがあるため、自分で確かめながら切り替えてください。
8.5が「WordPress推奨」と出ています。8.5にしたほうがいいですか?
WordPress本体・テーマ・プラグインがすべて最新なら、8.5でも問題ないことが多いです。何年も更新していないサイトや、古いプラグインを使っている場合は、まず8.3か8.4にするのが安全です。
複数のドメインがあります。全部同じバージョンにしないといけませんか?
ドメインごとに別のバージョンにできます。1つずつ上げて、それぞれ確かめながら進めてください。
自動バックアップからの復元にお金はかかりますか?
エックスサーバーの自動バックアップからの取り出し・復元は、Webのデータもデータベースも無料です。
サーバーパネルのログイン情報が分かりません。
エックスサーバーを申し込んだときに届いたメールを探してみてください。制作会社が契約している場合は、制作会社に確認が必要です。
直したあと、保守や作り直しを頼む会社を探すときは、「作って終わり」の会社を避けることが大切です。頼む前に確かめたい7つのことは「ホームページ制作会社の選び方|頼む前の7つのチェック」でまとめています。
参考にした公式情報
まとめ
- エックスサーバーでは、サーバーパネルの「PHP Ver.切替」からドメインごとにPHPを変えられる
- 8.2以前は「旧バージョン」。8.3か8.4に上げるのがおすすめ
- エックスサーバーの制作会社の81%がWordPress。PHPの更新は必ず確かめたい
- 上げる前に、WordPressの更新と、自動バックアップ(14日分・無料)を確かめる
- 真っ白になったら、まず同じ画面で元のバージョンに戻す
ベストフューチャーでは、エックスサーバーで動いている他社制作のホームページでも、PHPの確認から切り替え・動作確認までお引き受けしています。今のバージョンの確認は無料ですので、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。
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