- お名前.comで、今のPHPのバージョンを確かめる方法
- レンタルサーバー(RSプランなど)と、共用サーバーSDでの上げ方
- 上げる前のバックアップと、うまくいかなかったときの戻し方
結論:コントロールパネルの「高度な設定」→「PHP」から、8.3以上に上げましょう
お名前.com レンタルサーバー(RSプラン・ベーシック・AIホームページパック)では、コントロールパネルの「高度な設定」→「PHP」→「PHPバージョン」から変えられます。画面の操作は数分で終わります。
昔からある「共用サーバーSD」を使っている場合は、画面が違います。この記事の「共用サーバーSDの場合」をご覧ください。
上げる前に、WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にしておいてください。古いままPHPだけ上げると、サイトが真っ白になったり「このサイトで重大なエラーが発生しました」と出たりすることがあります。
ほかのサーバー(エックスサーバー・さくら・ロリポップ)の手順は「PHPのバージョンの上げ方【サーバー別】」でまとめています。
まず、自分がどのサーバーを使っているか確かめる
お名前.comには、いくつかの種類のサーバーがあります。種類によって、PHPを変える場所が違います。
| サーバーの種類 | PHPを変える場所 |
|---|---|
| レンタルサーバー(RSプラン・ベーシック・AIホームページパック) | 「高度な設定」→「PHP」→「PHPバージョン」 |
| 共用サーバーSD | 「Web設定」→「PHPバージョン変更」 |
| 共用サーバーGS | 「Web」→「PHP設定」 |
どれを使っているか分からない場合は、お名前.com Naviにログインして、契約しているサービスの名前を確かめてください。
お名前.comで、今PHPを上げたほうがいい理由
2026年10月21日に、PHPの重大な脆弱性が公開されました。お名前.comは、10月22日に緊急メンテナンスを行い、レンタルサーバー(ベーシック・RS・AIホームページパック)で提供しているすべてのPHP(5.6〜8.5)に修正を当てたと発表しています。そのため、今回の脆弱性について、利用者がバージョンを変える必要はないとされています。
それでも上げておいたほうがいい理由は、PHP 8.1以前は、PHPの公式なサポートが終わっているからです。今回はお名前.comが修正を当てましたが、次も同じように対応されるとは限りません。PHP 8.2も、2026年12月31日でサポートが終わります。
共用サーバーSDでは、修正が当たったのはPHP 7.4と8.4で、7.3以前は一時的な対策だけとされています。共用サーバーSDで7.3以前を使っている場合は、早めに8.4へ上げてください。
くわしくは「PHPの重大な脆弱性(2026年10月)|WordPressで今すぐ確認する3つのこと」をご覧ください。
今のPHPのバージョンを確かめる方法
お名前.comの画面で確かめる
- レンタルサーバーのコントロールパネルにログインする
- 「高度な設定」→「PHP」→「PHPバージョン」を開く
- 今のバージョンが表示されます
WordPressの画面で確かめる
- WordPressの管理画面で「ツール」→「サイトヘルス」を開く
- 「情報」タブの「サーバー」を開く
- 「PHP のバージョン」の数字を見る
お名前.comは、今回の脆弱性の修正を今のバージョン番号のまま当てています。そのため、サイトヘルスに「8.5.11」など修正前と同じ番号が出ることがありますが、修正は当たっていると案内されています。番号が変わらないことは心配いりません。
上げる前にやること
1. 自動バックアップがあることを確かめる
お名前.com レンタルサーバー(RSプラン・ベーシック)には、無料の自動バックアップがあります。
- Webのデータ・メール・データベースが、1日1回保存されます
- 過去14日分から戻せます
- コントロールパネルの「自動バックアップ」から、日付を選んで戻せます
共用サーバーSDの自動バックアップは、ホームページのデータが中心で、データベースは対象外です。WordPressを使っている場合は、自分でもバックアップを取っておきましょう。
2. WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にする
古いテーマやプラグインは、新しいPHPで動かないことがあります。お名前.comも、バージョンを変える前に、使っているプログラムやテーマが新しいPHPに対応しているか確かめるよう案内しています。
3. 今のバージョンをメモする
うまくいかなかったとき、元に戻すために必要です。
レンタルサーバー(RSプランなど)の上げ方
- レンタルサーバーのコントロールパネルにログインする
- 「高度な設定」→「PHP」→「PHPバージョン」を開く
- 8.3か8.4を選ぶ
- 変更を保存する
- サイトを開いて確かめる
2026年2月から新しく申し込んだサーバーは、最初からPHP 8.5になっています。昔から使っているサーバーは、古いバージョンのままのことが多いので、一度確かめてください。
共用サーバーSDの上げ方
- 共用サーバーSDのコントロールパネルにログインする
- 「Web設定」の中の「PHPバージョン変更」を開く
- ドメインごとに、バージョンを選ぶ(選べる中でいちばん新しい8.4がおすすめです)
- 「変更」を押す
- サイトを開いて確かめる
共用サーバーSDで最初に設定されているのはPHP 7.2で、すでにサポートが終わっています。何も変えていなければ、古いバージョンのままです。
共用サーバーSDのうち、古い「かんたんサーバー」(S-01〜S-04プラン)では、PHPのバージョンを変えられません。この場合は、サーバーの乗り換えを考える必要があります。
上げたあとに確かめること
- トップページと主なページが正しく表示されるか
- お問い合わせフォームから実際に送信して、届くか
- WordPressの管理画面にログインできるか
- スマホで見ても崩れていないか
表示は正常でも、フォームだけ送れなくなっていることがあります。必ず一度、自分で送信してみてください。
真っ白になった・「重大なエラー」が出たときの戻し方
同じ画面で、メモしておいた元のバージョンを選び直してください。ほとんどの場合、これで表示は戻ります。
戻して直ったなら、原因はテーマやプラグインが新しいPHPに対応していないことです。それらを直してから、もう一度上げます。原因の探し方は「WordPressが更新できないときの原因と対処法」で解説しています。
それでも直らない場合は、自動バックアップから上げる前の日のデータに戻します。戻すと、その日より後の変更は上書きされるので注意してください。
自分でやっていい・頼んだほうがいい
| 自分でやってOK | 頼んだほうがいい |
|---|---|
| 今のバージョンを見る | どのサーバーを契約しているか分からない |
| 最近作ったサイトで、8.3か8.4に上げる | 共用サーバーSDで、PHP 7以前から上げる |
| 表示が崩れたら、元のバージョンに戻す | かんたんサーバーで、乗り換えが必要 |
| ― | 戻しても直らない・バックアップから戻したい |
| ― | 制作会社と連絡が取れない |
お名前.comの契約を制作会社が持っていて、ログイン情報が分からない場合は「ホームページ制作会社と連絡が取れない・倒産したときの対処法」をご覧ください。
頼むと、いくらかかる?
参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。
| 作業 | 料金 |
|---|---|
| 今のPHPのバージョンの確認 | 無料 |
| サーバー・ドメインの設定のお手伝い(PHPの切り替えを含む) | 5,500円 |
| WordPress本体の更新 | 7,700円(バックアップ・動作確認込み) |
| WordPressのプラグイン更新 | 3,300円(2つ目から1つ+550円) |
| 不具合の原因調査 | 3,300円〜 |
1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。くわしくは「ホームページ保守管理」もご覧ください。
更新するのが不安な方は、1回だけのスポット対応もお受けしています。ただ、PHPやWordPressの更新は一度やれば終わりではなく、これからも定期的に必要になります。毎回頼むより、月1万円(税別)の保守管理にまとめておくのがおすすめです。サポート期限の管理から、更新・動作確認まで、まとめてお任せいただけます。
よくある質問
デスクトップクラウドの不正アクセスで、レンタルサーバーも危ないのでは?
デスクトップクラウドは、ホームページ用のレンタルサーバーとは別のサービスです。ただ、同じ会社で大きな事故が起きたのは事実なので、この機会にパスワードの使い回しをやめる、二段階認証を設定するなど、守りを固めておくと安心です。
サイトヘルスのPHPのバージョンが、修正前と同じ番号のままです。
お名前.comは、今のバージョン番号のまま修正を当てているため、番号が変わらないことがあります。修正は当たっていると案内されています。
8.5にしたほうがいいですか?
8.5はサポート期限がいちばん長いですが、古いテーマやプラグインがまだ対応していないことがあります。迷ったら8.3か8.4を選び、問題がないのを確かめてから8.5を考えるのが安全です。
共用サーバーSDを使っています。乗り換えたほうがいいですか?
共用サーバーSDでも、PHP 8.4までは使えます。まずは8.4に上げて、問題がなければそのまま使えます。かんたんサーバー(S-01〜S-04プラン)でPHPを変えられない場合や、表示が遅いなどの不満がある場合は、乗り換えを考えてもよいでしょう。
どのサーバーを契約しているか分かりません。
お名前.com Naviにログインすると、契約しているサービスの一覧が見られます。ログイン情報も分からない場合は、無料で調べ方からお手伝いします。
直したあと、保守や作り直しを頼む会社を探すときは、「作って終わり」の会社を避けることが大切です。頼む前に確かめたい7つのことは「ホームページ制作会社の選び方|頼む前の7つのチェック」でまとめています。
参考にした公式情報
- お名前.com公式:PHPの脆弱性への対応(レンタルサーバー)
- お名前.com公式:PHPの脆弱性への対応(共用サーバーSD)
- お名前.com公式:PHP 8.5の提供開始のお知らせ
- お名前.com ヘルプ:共用サーバーSDのPHP
- PHP公式:サポート中のバージョン
まとめ
- お名前.com レンタルサーバーは「高度な設定」→「PHP」→「PHPバージョン」から変えられる
- 共用サーバーSDは「Web設定」→「PHPバージョン変更」。最初は7.2のままなので、8.4に上げる
- 今回の脆弱性はお名前.comが修正済み。サイトヘルスの番号が変わらなくても心配いらない
- それでも8.1以前はサポート切れ。8.3以上に上げておく
- 上げる前に、自動バックアップ(14日分)と、WordPressの更新を確かめる
ベストフューチャーでは、お名前.comで動いている他社制作のホームページでも、PHPの確認から切り替え・動作確認までお引き受けしています。今のバージョンの確認は無料ですので、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。
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