- ホームページが重い・遅いときに、まず確かめること
- 重くなる主な原因7つと、自分でできる直し方
- 制作会社602社のサイトを実際に測った結果
結論:重さの原因の多くは「画像」と「サーバー」。まずGoogleの無料ツールで測ってください
ホームページが重い・遅いときは、まずGoogleの無料ツール「PageSpeed Insights」で、どこが重いのかを測ってください。URLを入れるだけで、遅い原因と直し方の候補が表示されます。
原因でいちばん多いのは、大きすぎる画像です。次に多いのが、サーバーの返事の遅さです。画像は自分でも直せることが多く、サーバーは契約の見直しやPHPの更新で改善できることがあります。
当サイトが制作会社602社のサイトを測ったところ、トップページの画像だけで1MBを超えるサイトが半分以上(53.8%)、サーバーの返事がGoogleの「良好」の目安より遅いサイトが約半分(46.7%)ありました。プロが作ったサイトでも、重くなっていることは珍しくありません。
ホームページが重いと、何が困るのか
表示が遅いと、見る人は待たずに戻ってしまいます。とくにスマホは、電車の中や外出先など、通信が安定しない場所で見られることが多いので、重さの影響を受けやすくなります。
Googleも、ページの使いやすさを測る基準として「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」を公開しています。Google検索セントラルでは、この基準を、検索の順位を決めるときに考える要素のひとつとして説明しています。
| 基準 | 何を測るか | 「良好」の目安 |
|---|---|---|
| LCP | いちばん大きい画像や文章が表示されるまでの時間 | 2.5秒以内 |
| INP | ボタンを押したときなど、操作への反応の速さ | 200ミリ秒未満 |
| CLS | 読み込み中に、画面がずれる量 | 0.1未満 |
ただしGoogleは、この基準が良くても、それだけで上位に表示されるわけではないとも説明しています。順位のためだけでなく、見に来た人が問い合わせまでたどり着けるかのために、重さを見直すのがおすすめです。
自社サイトの重さを確かめる方法(3分)
- Googleの「PageSpeed Insights」を開く
- 自社のホームページのURLを入れて「分析」を押す
- 「携帯電話」のタブの結果を見る(パソコンより厳しめに出ます)
- 「改善できる項目」に出ている内容を確かめる
点数は、0〜100で表示されます。点数よりも、「改善できる項目」に何が出ているかが大切です。「画像のサイズを適切に設定」「次世代フォーマットでの画像の配信」と出ていれば画像、「最初のサーバー応答時間を速くしてください」と出ていればサーバーが原因です。
【当サイト調査】制作会社602社のサイトの重さを測りました
関東と山梨のホームページ制作会社612社のサイトのうち、開くことができた602社のトップページを測りました。(2026年10月30日、当サイト調べ)
トップページの画像の重さ
画像の大きさを測れた559社の、トップページの画像の合計は次のとおりです。合計の中央値は約1.1MBでした。
| トップページの画像の合計 | 会社数 | 割合 |
|---|---|---|
| 500KB以下 | 167社 | 29.9% |
| 500KB〜1MB | 91社 | 16.3% |
| 1MB〜3MB | 167社 | 29.9% |
| 3MB超 | 134社 | 24.0% |
半分以上(53.8%)が1MBを超え、4社に1社(24.0%)は3MBを超えていました。1枚で500KBを超える大きな画像を使っているサイトも、201社(36.0%)ありました。
軽い画像の形式(WebP・AVIF)を使っていたのは126社(20.9%)、画像の遅延読み込みを使っていたのは234社(38.9%)でした。
サーバーの返事の速さ
ページを開いてから、サーバーが返事を始めるまでの時間(TTFB)を、Googleが公開している目安で分けると、次のとおりです。
| サーバーの返事が始まるまで | 会社数 | 割合 |
|---|---|---|
| 0.8秒以下(良好) | 321社 | 53.3% |
| 0.8秒〜1.8秒(改善が必要) | 202社 | 33.6% |
| 1.8秒超(遅い) | 79社 | 13.1% |
約半分のサイトが、Googleの「良好」の目安に届いていませんでした。ほかに、ファイルの圧縮(gzipなど)を使っていないサイトが165社(27.4%)、古い通信方式(HTTP/1.1)のままのサイトが74社(12.3%)ありました。
※各社のトップページに通常のアクセスを1回して測っています。画像は、トップページに直接書かれている画像(1ページ40枚まで)の合計です。サーバーの返事の時間は、測った時間帯や場所によって変わります。
ホームページを作るプロの会社のサイトでも、これだけ重くなっていることがあります。制作会社に作ってもらったまま、写真を追加し続けている一般の会社のサイトでは、さらに重くなっていることも少なくありません。
ホームページが重くなる主な原因7つ
1. 画像が大きすぎる
スマホやデジカメで撮った写真は、そのままだと1枚で数MB(メガバイト)あります。ホームページに載せるなら、1枚あたり200KB前後までが目安です。横幅も、表示する大きさ(多くは1,200〜1,600ピクセル程度)に縮めてから載せます。
2. 画像の形式が古い
JPEGやPNGより軽い「WebP(ウェッピー)」や「AVIF(エーブイアイエフ)」という形式があります。同じ見た目のまま、ファイルを小さくできます。WordPressでは、WebPは5.8から、AVIFは6.5から、そのまま使えるようになっています。
3. 画像を最初に全部読み込んでいる
ページの下のほうにある画像まで、最初に全部読み込むと、表示が遅くなります。「遅延読み込み(lazy load)」を使うと、画面に近づいた画像から順に読み込むので、最初の表示が速くなります。WordPressは5.5から、画像に遅延読み込みが自動で付くようになっています。
4. プラグインや外部のタグが多すぎる
WordPressのプラグインや、広告・アクセス解析・SNSの埋め込みなどの外部のタグは、1つ増えるたびに読み込むファイルが増えます。使っていないプラグインや、もう使っていない広告のタグは、外すだけで軽くなることがあります。
5. サーバーの返事が遅い
ページを開いてから、サーバーが返事を始めるまでの時間を「TTFB」といいます。安いプランのサーバーや、古いサーバーでは、ここが遅くなりがちです。サーバー会社のプランの見直しや、サーバー会社が用意している高速化の機能(キャッシュなど)をオンにすると改善することがあります。
6. 圧縮や新しい通信方式を使っていない
ファイルを圧縮して送る「gzip」や「Brotli」、まとめて速く送れる「HTTP/2」「HTTP/3」を使うと、同じページでも速く届きます。多くのレンタルサーバーでは標準で使えますが、古い設定のままだと使われていないことがあります。
7. PHPやWordPressが古い
WordPressは、サーバーの「PHP」という仕組みで動いています。PHPは新しいバージョンほど速く、古いバージョンのままだと遅くなるうえ、セキュリティの面でも危険です。上げ方は「PHPのバージョンの上げ方【サーバー別】」でまとめています。
自分でできる対処法(効果が大きい順)
- 大きい画像を縮めて、載せ直す:無料の画像圧縮ツールやWordPressのプラグインで、1枚200KB前後を目安に小さくする
- 使っていないプラグインを止めて、消す:止めたあとに表示を確かめてから削除する
- WordPress・プラグイン・PHPを最新にする:手順は「WordPressが更新できないときの原因と対処法」も参考にしてください
- サーバーの高速化の機能をオンにする:サーバーの管理画面に「キャッシュ」「高速化」といった設定があれば確かめる
- もう一度PageSpeed Insightsで測る:直す前と後で比べる
プラグインを消したり、PHPを上げたりする前には、必ずバックアップを取ってください。表示が崩れたときに、元に戻せなくなることがあります。
頼んだほうがいいケース
| 自分で試してOK | 頼んだほうがいい |
|---|---|
| 画像を縮めて載せ直す | 管理画面にログインできない |
| 使っていないプラグインを止める | プラグインを止めたら表示が崩れた |
| PageSpeed Insightsで測る | サーバーの返事が遅い(TTFBが長い) |
| ― | PHPやWordPressが何年も更新されていない |
サーバーやPHPの設定は、間違えるとサイトが表示されなくなることがあります。不安な場合は、作業の前に相談してください。サイトが表示されなくなったときの見分け方は「ホームページが表示されない原因と対処法」でまとめています。
頼むと、いくらかかる?
参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。
| 作業 | 料金 |
|---|---|
| 重さの原因の調査 | 3,300円〜(調査のみ) |
| 画像の加工・差し替え | 写真の差し替え550円/点、画像加工5,500円 |
| WordPressのプラグイン更新 | 3,300円(2つ目から1つ+550円) |
| WordPress本体の更新 | 7,700円(バックアップ・動作確認込み) |
| サーバー・ドメインの設定のお手伝い(PHPの切り替えを含む) | 5,500円 |
お見積りは無料です。1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。
今の重さを直すだけなら、1回だけのスポット対応でお受けできます。ただ、ホームページは、画像を足したりプラグインが増えたりするうちに、また少しずつ重くなります。WordPressやPHPの更新も、これからずっと必要です。毎回頼むより、月1万円(税別)の保守管理にまとめておくのがおすすめです。更新・バックアップから、表示の確認まで、まとめてお任せいただけます。
よくある質問
PageSpeed Insightsの点数は、何点あればいいですか?
決まった合格点はありません。点数よりも、Core Web Vitalsの3つ(LCP・INP・CLS)が「良好」になっているかと、「改善できる項目」に大きな問題が出ていないかを見てください。
自分の家のWi-Fiだと速いのに、遅いと言われます。
一度見たページは、ブラウザに保存されて速く表示されます。初めて見る人のスマホでは、もっと遅いことがあります。PageSpeed Insightsは初めて見る人に近い条件で測るので、こちらで確かめてください。
サーバーを変えれば速くなりますか?
サーバーの返事が遅いのが原因なら、改善することがあります。ただ、画像が大きいのが原因なら、サーバーを変えてもあまり変わりません。まずPageSpeed Insightsで原因を確かめてから決めてください。
スマホで見ると表示が崩れるのも、重さと関係ありますか?
別の問題のことが多いです。崩れ方ごとの原因は「ホームページがスマホで崩れる原因と直し方」でまとめています。
重いと、Googleの検索に出てこなくなりますか?
重いだけで検索に出なくなることは、ほとんどありません。検索に出てこない場合は、別の原因が考えられます。「ホームページがGoogleに表示されない・検索に出てこない原因と対処法」をご覧ください。
参考にした公式情報
- Google検索セントラル:Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について
- Google検索セントラル:ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について
- web.dev:How the Core Web Vitals metrics thresholds were defined(英語)
- web.dev:Time to First Byte(TTFB)
- Google:PageSpeed Insights
- WordPress公式:Lazy-loading images in 5.5(英語)
- WordPress公式:WordPress 5.8 adds WebP support(英語)
- WordPress公式:WordPress 6.5 adds AVIF support(英語)
まとめ
- ホームページが重いときは、まずPageSpeed Insightsで原因を測る
- 原因でいちばん多いのは大きすぎる画像、次がサーバーの返事の遅さ
- 画像を縮める・使っていないプラグインを止める・更新する、の3つは自分でもできる
- 制作会社602社でも、画像が1MBを超えるサイトが半分以上、サーバーの返事が遅いサイトが約半分あった
- サーバーやPHPの設定は、バックアップを取ってから。不安なら相談する
ベストフューチャーでは、他社が作ったホームページでも、重さの原因の確認から、画像の差し替え・更新までお引き受けしています。「どこが重いのか分からない」という段階でも大丈夫です。お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。
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