- 2026年10月から、Chromeで何が変わったのか
- 自社のホームページが警告の対象かどうか、30秒で確かめる方法
- https化(SSL化)の手順と、頼んだときの料金の目安
結論:サイトがhttpsになっていないのが原因です。SSLを設定すれば出なくなります
2026年10月に公開されたChrome 154から、httpsになっていないホームページを開こうとすると、ページが表示される前に警告が出るようになりました。Chromeの「常に安全な接続を使用する」という設定が、すべての人で最初からオンになったためです。
直し方は、サイトにSSL(通信を暗号化して、URLを「https」にする仕組み)を設定することです。多くのレンタルサーバーでは無料で設定できます。
この警告は、初めてサイトに来た人に出ます。いつも自社サイトを見ている社長や社員の画面には出ないことがあるため、社内で誰も気づかないまま、新しいお客さまだけが警告を見て帰ってしまいます。
何が変わったのか(2026年10月・Chrome 154)
Googleは2025年10月に、「1年後のChrome 154で、httpのサイトを開く前に警告を出すのを標準にする」と発表していました。その予定どおり、段階的に広がってきました。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| Chrome 141 | 一部の人だけで試験的にオン |
| 2026年4月(Chrome 147) | 「保護強化機能」を使っている人(10億人以上)でオン |
| 2026年10月(Chrome 154) | すべての人で、最初からオン |
警告の仕組みは次のとおりです。
- Chromeは、まず「https」でサイトを開こうとします
- httpsで開けなかったときだけ、ページを表示する前に警告を出します
- 訪問者は「サイトへ移動」を押せば進めますが、「戻る」も選べます
- よく見ているサイトには、何度も警告を出しません。初めてのサイトや、しばらく見ていなかったサイトで出ます
- 社内のシステムなど、インターネットに公開していないサイトは対象外です
Googleによると、ほとんどのサイトはすでにhttpsになっているため、警告を見る回数は「1人あたり週1回未満」とされています。言いかえると、警告が出るサイトは、それだけ珍しく、目立つということです。
いちばん怖いのは「初めて来た人にだけ出る」こと
ホームページに初めて来るのは、たいてい次のような人です。
- 検索で見つけて、問い合わせを考えている人
- 名刺やチラシを見て、どんな会社か確かめに来た人
- 紹介を受けて、念のためサイトを見に来た人
つまり、これからお客さまになるかもしれない人ほど、警告を見ることになります。「接続が安全ではない」と表示されたサイトに、わざわざ「サイトへ移動」を押して進み、さらに問い合わせフォームに名前や電話番号を入れる人はほとんどいません。
一方で、毎日のように自社サイトを開いている人のChromeには、警告が出ないことがあります。「うちのサイトは普通に見られているよ」と思っていても、新しいお客さまには警告が出ているという状態が起こります。
30秒でできる確認方法
自社サイトが警告の対象かどうかは、次の方法ですぐ確かめられます。
- Chromeのアドレスバーに「http://自社のドメイン」と入れて開く(例:http://example.co.jp)
- アドレスが「https://」に変わり、ページが普通に表示されればOKです
- 警告画面が出る、または「保護されていない通信」と表示されたら、対象です
- 「www」ありとなしの両方で試す(片方だけ設定が漏れていることがよくあります)
いつも使っているパソコンでは警告が出ないことがあります。確かめるときは、スマホのChromeや、シークレットウィンドウで開いてみてください。社外の人に見てもらうのも確実です。
【当サイト調査】制作会社612社のうち、35社が警告の対象でした
関東と山梨のホームページ制作会社612社のサイトを調べたところ、35社(5.7%)がhttpsで正しく開けませんでした。Chromeで初めて開くと、警告が出る状態です。(2026年10月28日時点、当サイト調べ)
| 状態 | 会社数 | 割合 |
|---|---|---|
| httpsで開け、httpからも自動でhttpsに切り替わる | 486社 | 79.4% |
| httpsで開けるが、httpのままでも表示される | 91社 | 14.9% |
| httpsで正しく開けない(警告の対象) | 35社 | 5.7% |
35社のうちほとんどは、そもそも自社のドメインにSSLを設定していませんでした。httpsで開くと、レンタルサーバー会社の証明書が出てしまう状態です。2019年に証明書の期限が切れたまま、7年近く放置されているサイトもありました。
※各社のサイトに、httpとhttpsで1回ずつ通常のアクセスをして集計しています。
ホームページを作るプロの会社でも、およそ17社に1社がこの状態です。制作会社に「作ってもらって終わり」になっている一般の会社のホームページでは、もっと多いと考えられます。特に、10年以上前に作ってそのままのサイトは、一度確かめてください。
警告が出る3つのパターン
1. SSLを設定していない(いちばん多い)
昔作ったまま、一度もhttps化していないサイトです。数年前までは「httpsでなくても見られる」ので、そのままになっていることが多くありました。今回の変更で、はっきり警告が出るようになりました。
2. SSL証明書の期限が切れている
一度はhttps化したのに、証明書の更新が止まっているサイトです。この場合は「この接続ではプライバシーが保護されません」という別の警告も出ます。原因と直し方は「「この接続ではプライバシーが保護されません」と出る原因と対処法」でまとめています。
3. httpsは開けるが、httpから切り替わらない
httpsでも開けるのに、httpのURLで来た人をhttpsに切り替える設定(転送)がないサイトです。Chromeは自動でhttpsを試すので、警告は出にくくなっています。ただ、ほかのブラウザや古いリンク・名刺のQRコードから来た人には「保護されていない通信」と出ることがあります。httpからhttpsへの転送も設定しておくのが安心です。
https化(SSL化)の手順
一般的なレンタルサーバーとWordPressの場合、流れは次のとおりです。
- バックアップを取る(失敗したときに戻せるようにします)
- サーバーの管理画面で、無料のSSLを設定する(さくら、エックスサーバー、ロリポップなど、多くはボタン1つです)
- httpsでサイトが開けるか確かめる(反映まで数分〜1時間ほどかかります)
- WordPressの「設定」→「一般」で、2つのURLを「https://」に変える
- ページの中に残っている「http://自社のドメイン」を「https://」に置き換える
- httpで来た人を、httpsに自動で転送する設定をする
- Googleサーチコンソールやアナリティクスの登録を確かめる
4番の設定を間違えると、WordPressの管理画面にログインできなくなることがあります。必ず3番でhttpsが開けることを確かめてから変えてください。不安な場合は、ここから先を頼むのがおすすめです。
ログインできなくなったときや、画面が真っ白になったときの対処は「WordPressが更新できないときの原因と対処法」で解説しています。
放置すると、どうなるか
| 影響 | 内容 |
|---|---|
| 新しい問い合わせ | 警告を見た人の多くは、そこで帰ります |
| 信用 | 「危ないサイト」という印象が残ります |
| 検索 | httpsはGoogleが見ている項目の一つです。検索から来た人も警告を見ます |
| フォーム | 名前や電話番号を入れるのをためらわれます |
アクセス数はそれほど変わらないのに、問い合わせだけが減るので、原因に気づきにくいのが特徴です。「最近、問い合わせが減った」と感じたら、まずhttpsを確かめてください。
自分でできる・頼んだほうがいい
| 自分で試してOK | 頼んだほうがいい |
|---|---|
| 30秒の確認(http://で開いてみる) | サーバーのログイン情報が分からない |
| サーバーの管理画面で無料SSLを設定する | WordPressのURLの変更・本文の置き換え |
| スマホやシークレットウィンドウで確認する | 転送の設定(.htaccessなど) |
| ― | 制作会社と連絡が取れない |
制作会社がサーバーを管理していて連絡が取れない場合は「ホームページ制作会社と連絡が取れない・倒産したときの対処法」をご覧ください。
頼むと、いくらかかる?
参考までに、ベストフューチャーでお受けしている料金は次のとおりです(税込)。
| 作業 | 料金 |
|---|---|
| 警告が出ているかの確認 | 無料 |
| 不具合の原因調査 | 3,300円〜 |
| サーバー・ドメインの設定のお手伝い(SSLの設定・転送の設定) | 5,500円 |
| ページ内のhttpの置き換えなど、https化の一式 | 確認のうえお見積り |
1回ずつの料金は「ホームページ修正代行」にまとめています。保守管理(月1万円・税別)には、SSLの管理と期限の確認も含まれます。今回のようなブラウザやサーバーの変更にも、こちらで気づいて対応できます。くわしくは「ホームページ保守管理」をご覧ください。
よくある質問
自分のパソコンでは警告が出ません。大丈夫ですか?
いつも見ているサイトには、Chromeが警告を出さないことがあります。スマホのChromeやシークレットウィンドウで「http://自社のドメイン」を開いて確かめてください。そこで警告が出なければ大丈夫です。
訪問する人に、警告を消す設定をしてもらえませんか?
訪問者のChromeの設定で警告を止めることはできますが、初めて来る人に頼むことはできません。サイト側でhttps化するのが唯一の方法です。
SSLは有料のものが必要ですか?
一般的な会社のホームページなら、レンタルサーバーの無料のSSLで十分です。暗号化の強さに違いはありません。
https化すると、検索の順位は下がりませんか?
httpからhttpsへの転送を正しく設定すれば、これまでの評価は引き継がれます。一時的に順位が動くことはありますが、長く見ればhttpsのほうが有利です。
社内だけで使っているシステムにも警告は出ますか?
社内ネットワークの中だけで使うシステムなど、インターネットに公開していないサイトは、今回の標準の警告の対象外です。
よく見るサイトで警告が出ました。進んでも大丈夫ですか?
アドレスに間違いがないか確かめてください。進む場合も、そのサイトでパスワードやカード番号などは入れないようにしましょう。
直したあと、保守や作り直しを頼む会社を探すときは、「作って終わり」の会社を避けることが大切です。頼む前に確かめたい7つのことは「ホームページ制作会社の選び方|頼む前の7つのチェック」でまとめています。
参考にした公式情報
まとめ
- 2026年10月のChrome 154から、httpsになっていないサイトには、開く前に警告が出る
- 警告は初めて来た人に出るので、社内では気づきにくい
- 制作会社612社でも、35社(約17社に1社)が警告の対象だった
- 「http://自社のドメイン」をスマホで開けば、30秒で確かめられる
- 直し方はSSLの設定。WordPressの設定変更や転送も含めると、慣れていないと失敗しやすい
ベストフューチャーでは、他社が作ったホームページでも、https化の確認から設定までお引き受けしています。「サーバーのログイン情報が分からない」という段階でも大丈夫です。警告が出ているかの確認は無料ですので、お気軽にご相談ください。無理な営業はしません。
LINE公式アカウント「ベストフューチャー」。質問だけでも大丈夫です。

