- 個人事業主にホームページが必要な人・いらない人
- SNSだけ、名刺だけではだめなのか
- 自分で作る・制作会社に頼む・月額制、それぞれの費用の目安
- 自宅の住所や電話番号は載せないといけないのか
結論:お客さんが「あなたの名前で検索する」仕事なら、個人事業主でもホームページはあったほうがいい
個人事業主にホームページが必要かどうかは、「新しいお客さんが、あなたのことを調べてから頼むかどうか」で決まります。紹介やチラシで名前を知った人の多くは、頼む前にスマホで名前を検索します。そのときにホームページがあると、「ちゃんとした人だ」と安心してもらえます。
反対に、決まった取引先からの仕事だけで手いっぱいなら、今すぐ作らなくても困ることは少ないです。
一人でやっているからこそ、ホームページは「24時間、自分の代わりに説明してくれる名刺」になります。営業や電話対応にかける時間を減らせるのも、個人事業主にとって大きなメリットです。
個人事業主にホームページが必要な人・いらない人
ホームページがあったほうがいい人
- 新しいお客さんを増やしたい(紹介だけに頼りたくない)
- 料金やサービスの内容を、毎回電話やDMで説明している
- 会社や役所など、「きちんとした相手か」を確かめてから頼むお客さんがいる
- 開業したばかりで、まだ知ってもらう手段が少ない
- 将来、人を雇ったり、仕事の幅を広げたりしたい
今は急がなくてもいい人
- 元請けや決まった取引先からの仕事だけで、新しいお客さんを探す予定がない
- 地域の人がみんな知っていて、口コミだけで予約がいっぱい
- 何を売るか、いくらにするかがまだ決まっていない
「どちらとも言えない」という方は、「ホームページは必要?作らないと損する業種と、なくてもいい業種」の1分チェックもやってみてください。
SNSだけ・名刺だけではだめ?
「インスタがあるから、ホームページはいらない」という個人事業主の方も多いです。SNSはとても便利ですが、得意なことと苦手なことがあります。
| SNS(インスタ・Xなど) | ホームページ | |
|---|---|---|
| お金 | 無料 | 作る費用・毎月の費用がかかる |
| 得意なこと | 新しいお知らせ、写真で雰囲気を伝える | 料金・サービス内容・経歴をまとめて見せる |
| 苦手なこと | 古い投稿が埋もれる。料金などが探しにくい | 作るのに手間とお金がかかる |
| 検索での見つかりやすさ | 「地域名+仕事」の検索では出にくい | 「地域名+仕事」の検索で見つけてもらえる |
| アカウントの持ち主 | SNSの会社のルールしだい(急に止まることもある) | 自分のもの |
SNSで知ってもらい、くわしいことはホームページで読んでもらう、という使い分けがいちばん強い形です。名刺やチラシにホームページのURLやQRコードを入れておくと、紙を見た人がそのまま調べられます。
個人事業主のホームページに載せる内容
最初は3〜5ページの小さなホームページで十分です。最低限、次の内容があれば大丈夫です。
| ページ | 載せる内容 |
|---|---|
| トップ | 何をしている人か、どこで・誰向けか、問い合わせへの入口 |
| サービス・料金 | できること、料金の目安、頼むまでの流れ |
| プロフィール | 名前(屋号)・経歴・資格・仕事への思い・顔写真 |
| 実績・お客様の声 | これまでの仕事の例、お客様の感想(載せてよいか確認したもの) |
| お問い合わせ | フォーム・メール・LINEなど、連絡の方法 |
個人事業主のホームページで、いちばん読まれやすいのは「プロフィール」です。「どんな人がやっているのか」が分かると、初めてのお客さんも頼みやすくなります。顔写真が難しければ、仕事をしている手元の写真などでも大丈夫です。
自宅の住所や電話番号は、載せないといけない?
自宅で仕事をしている個人事業主の方から、いちばんよく聞かれる心配です。
- ふつうのホームページ(お店や仕事の紹介)なら、自宅の住所をすべて載せる決まりはありません。「〇〇市」のように市区町村までにする方法もあります。
- ネットで物やサービスを売る場合(ネットショップなど)は、特定商取引法という法律で、住所・電話番号などを表示する決まりがあります。くわしくは消費者庁の「特定商取引法ガイド(通信販売)」で確認できます。
- 電話番号は、携帯の番号を出したくなければ、問い合わせフォームやLINEだけにすることもできます。
どこまで載せるかは、仕事の内容によって変わります。迷ったら、作るときに制作会社に相談してみてください。
費用の目安:自分で作る・頼む・月額制
ホームページの作り方は、大きく分けて3つです。
| 作り方 | 最初にかかるお金 | 毎月かかるお金 | 手間 |
|---|---|---|---|
| 自分で作る(無料・有料の作成ツール) | 0円〜 | 0円〜数千円 | 文章・写真・設定を全部自分で |
| 制作会社に買い切りで頼む | 10万〜30万円くらい | サーバー・ドメイン代、保守を頼めば保守料 | 打ち合わせと原稿の確認 |
| 月額制(サブスク)で頼む | 0円のことが多い | 1万円前後から | 打ち合わせと原稿の確認。作ったあとの修正もまかせられることが多い |
制作会社933社を調べて分かった料金の目安
当サイトでは、関東で掲載しているホームページ制作会社933社の料金を調べました。
| 調べたこと | 結果 |
|---|---|
| 料金を公開している会社 | 351社 |
| いちばん安いプランの真ん中の値(中央値) | 約15.5万円 |
| いちばん安いプランが10万円以下の会社 | 126社(料金公開の35.9%) |
| 紹介文で「個人事業主」をお客さんとして挙げている会社 | 61社(933社の6.5%) |
| 上の61社のうち料金を公開している35社の中央値 | 約12万円 |
※2026年11月、当サイト掲載の制作会社の紹介文(公式サイトの記載をもとに作成)から集計。料金は税込・税別がまざった目安です。
個人事業主向けをうたう会社は、全体より少し安めの料金を出していることが多いと分かります。ただし、安いプランほど「ページ数が少ない」「作ったあとの修正は別料金」ということもあるので、何が含まれているかを必ず確かめましょう。くわしい料金の比べ方は「ホームページ制作の費用相場」にまとめています。
一人でやっている人ほど「月額制」が向いている理由
- 開業したばかりで、最初に十数万円を出すのは負担が大きい
- サーバーやドメインの手続きを自分でやる時間がない
- 料金やお知らせを変えたいときに、毎回見積もりを取るのが面倒
こうした方には、最初の費用をおさえて、作ったあとの手入れまで毎月の料金でまかせられる月額制が合いやすいです。くわしくは「月額制(サブスク)のホームページとは」をご覧ください。
自分で作る?頼む?迷ったときの考え方
自分で作るか、頼むかで迷ったら、次のように考えると決めやすいです。
| こんな人は | おすすめ |
|---|---|
| パソコンが得意で、作る時間もとれる | 自分で作る |
| 本業が忙しい・パソコンが苦手・早く公開したい | 頼む(月額制か買い切り) |
| 最初のお金をおさえたい・作ったあとも任せたい | 月額制で頼む |
| 予約システムやネットショップなど、特別な機能がほしい | 制作会社に買い切りで相談 |
自分で作る場合も、「作ったあとの更新やトラブル対応も自分でする」ことは覚えておきましょう。頼む会社の選び方は「ホームページ制作会社の選び方」で、頼む前の7つのチェックをまとめています。
よくある質問
開業届を出す前でも、ホームページを作れますか?
作れます。屋号が決まっていれば、開業前に準備しておくと、開業した日から名刺やチラシにURLを載せられます。屋号がまだなら、名前でドメイン(ネット上の住所)を取る方法もあります。
ホームページの費用は、経費になりますか?
一般的には、事業のための支払いとして経費にできることが多いです。ただし、金額や中身によって処理のしかたが変わることがあるので、くわしくは税理士さんや税務署に確認してください。月額制の場合は、毎月の支払いとして処理しやすいです。
文章を書くのが苦手です。
大丈夫です。制作会社の質問に答えるだけで、文章を作ってもらえることが多いです。「何を書けばいいか分からない」という段階で相談しても問題ありません。
作ったら、すぐにお客さんが増えますか?
作った日からすぐに増えるわけではありません。Googleの検索に出るまでには、早くても数週間かかります。ただ、名前で検索した人に見てもらう効果は、公開したその日からあります。SNSや名刺にURLを載せて、見てもらう入口を増やしましょう。
参考にした公式情報
まとめ
- 個人事業主でも、お客さんが「名前で調べてから頼む」仕事ならホームページはあったほうがいい
- 決まった取引先だけの仕事なら、今は急がなくてもよい
- SNSで知ってもらい、ホームページでくわしく読んでもらう使い分けが強い
- ふつうのホームページなら、自宅の住所をすべて載せる決まりはない(ネットで売る場合は別)
- 料金を公開している制作会社351社の、いちばん安いプランの中央値は約15.5万円。個人事業主向けをうたう会社は約12万円
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