- 月額制(サブスク)のホームページとは何か
- 買い切りのホームページとの違いと、3年間でかかるお金の比べ方
- 月額制が向いている人・向いていない人
- 契約する前に確かめておきたい5つのこと
結論:月額制は「最初に大きなお金を払わずに、作ってからの手入れまでまかせられる」作り方です
月額制(サブスク)のホームページとは、最初の制作費をほとんど払わずに、毎月決まった金額を払って、ホームページを作ってもらい、そのあとの管理まで続けてまかせる方法です。
家にたとえると、買い切りは「家を建てて買う」、月額制は「管理人つきの部屋を借りる」に近いです。最初のお金が少なくてすみ、壊れたところの修理や掃除も、毎月の料金の中でやってもらえます。
「ホームページのことはよく分からない」「サーバーやドメインと言われても困る」という方ほど、月額制のほうが楽に始められます。
当サイトが関東の制作会社827社を調べたところ、料金を公開している378社のうち、「初期費用0円の月額制」のプランを出している会社は12社(約3%)でした。月額制は、まだ選べる会社が少ない作り方です。
月額制と買い切りの違い
ホームページの頼み方は、大きく分けて「買い切り」と「月額制」の2つです。違いを表にまとめました。
| 買い切り | 月額制(サブスク) | |
|---|---|---|
| 最初に払うお金 | 多い(制作費をまとめて払う) | 少ない(0円のことも多い) |
| 毎月払うお金 | サーバー代など。保守を頼めば保守料も | 決まった月額(サーバー代などが込みのことが多い) |
| 文章や写真の修正 | そのたびに見積もり・別料金のことが多い | 月額の中で対応してくれることが多い |
| サーバー・ドメインの手続き | 自分でするか、別に頼む | まかせられることが多い |
| 公開までの早さ | 1〜3か月くらい | 早い(テンプレートを使うため) |
| 向いている人 | まとまった予算があり、自分で管理できる人 | 最初の負担をおさえたい人、管理をまかせたい人 |
いちばん大きな違いは「作ったあと」です。ホームページは、作って終わりではありません。中のソフトを最新にしたり、営業時間やお知らせを直したりと、手入れが続きます。買い切りでは、この手入れを自分でするか、別に「保守管理」を頼むことになります。
保守管理の料金については「ホームページ保守管理の費用相場」でくわしくまとめています。
月額制のホームページには、どんな料金が含まれる?
月額の中に何が入っているかは、会社によって違います。よく含まれるのは、次のようなものです。
- ホームページの制作(テンプレートやデザインの型をもとに作る)
- サーバー代・ドメイン代(ホームページを置く場所と、ネット上の住所の費用)
- SSL(https)の設定(「保護されていない通信」と出ないようにする設定)
- 中のソフト(WordPressなど)の更新や、セキュリティの見張り
- 文章や写真の修正(「月◯か所まで」など回数が決まっていることが多い)
「サーバー」は、ホームページを置いておく土地のようなもの、「ドメイン」は、ネット上の住所(〇〇.comなど)です。買い切りの場合、この2つは自分で契約して、毎年払うのが一般的です。
3年間でかかるお金を比べてみる
「月額制は、結局高くつくのでは?」と心配な方も多いと思います。3年間(36か月)で比べてみましょう。
| 頼み方 | 最初 | 毎月 | 3年間の合計の目安 |
|---|---|---|---|
| 買い切り(安め)+最低限の保守 | 15万円 | 5,500円 | 約35万円 |
| 買い切り(安め)+修正もまかせる保守 | 15万円 | 1万〜2万円 | 約51万〜87万円 |
| 月額制(月2万円のプラン) | 0円 | 2万円 | 約72万円 |
| 月額制(月9,900円のプラン) | 0円 | 9,900円 | 約36万円 |
※買い切りの15万円は、当サイトが調べた関東の制作会社の制作費の真ん中(中央値)です。保守の5,500円も、公開されている保守料金の中央値です(「ホームページ制作の費用相場」より)。
こうして並べると、月額制がいつも安いわけでも、いつも高いわけでもありません。ポイントは、「毎月の料金の中に、修正やサーバー代まで入っているか」です。
- 修正をほとんどしない、自分で直せる → 買い切り+最低限の保守が安い
- お知らせや写真をこまめに変えたい、自分では触りたくない → 修正込みの月額制が安くなりやすい
当サイトで調べた12社の月額制プランは、いちばん安いプランで月4,980円〜16万5,000円と幅があり、真ん中はおよそ月2万円でした(税込・税別がまざった目安です)。同じ「月額制」でも、料金と中身はかなり違います。
月額制が向いている人・向いていない人
向いている人
- 開業・独立したばかりで、最初に数十万円を出しにくい人
- パソコンやWebが苦手で、サーバーやドメインのことは全部まかせたい人
- お知らせ・メニュー・料金など、ときどき直したいところがある人
- 作ったきり放置しているホームページを、ちゃんと動くようにしたい人
- 早く公開したい人(チラシや開業日に間に合わせたいなど)
向いていない人
- 予約システムやネットショップなど、特別な機能をたくさん入れたい人(月額制の型におさまらないことがある)
- デザインを1から細かく決めたい人(テンプレートをもとに作ることが多いため)
- 社内にWebの担当者がいて、修正や管理を自分たちでできる会社
向いていない場合は、買い切りで作ってくれる制作会社を探すのがおすすめです。選び方は「ホームページ制作会社の選び方」で、頼む前のチェックをまとめています。
契約する前に確かめたい5つのこと
月額制は便利ですが、契約の中身は会社ごとに違います。申し込む前に、次の5つを確かめておくと安心です。
- 最低何か月の契約か:「2年契約」などの決まりがあるか。途中でやめるとお金がかかるか。
- やめたあと、ホームページはどうなるか:データやドメイン(住所)を引き継げるか、消えてしまうか。
- 毎月の料金に何が入っているか:サーバー代・ドメイン代・SSL・ソフトの更新は込みか。
- 修正は何回・どこまでできるか:「月◯か所まで」「文章の差し替えだけ」など。
- 最初にかかるお金は本当に0円か:「初期費用0円」でも、手数料や撮影代が別のことがある。
とくに2つ目は大切です。ドメインは、名刺やチラシにも書く「会社の住所」です。やめたときに同じドメインを使い続けられるかどうかで、あとの手間が大きく変わります。
「ホームページのリース契約」は、月額制(サブスク)とは別のものです。リースは、何年分もの料金をまとめて分割で払う契約で、途中でやめにくいことが多いです。「月々◯円」と言われたら、リース契約かどうかも確かめてください。
よくある質問
月額制のホームページでも、Googleの検索に出ますか?
出ます。検索に出るかどうかは、月額制か買い切りかでは決まりません。ページの中身や、検索に向けた設定(SEO)がされているかで決まります。気になる方は「ホームページがGoogleに表示されない原因と対処法」も見てみてください。
文章や写真は、自分で用意しないといけませんか?
会社によりますが、質問に答えるだけで文章を作ってくれるところも多いです。写真はスマホで撮ったものでも使えることがあります。「何を載せればいいか分からない」という段階で相談しても大丈夫です。
今あるホームページを、月額制に切りかえられますか?
できることが多いです。今のドメイン(住所)をそのまま使えるかどうかを、最初に相談してください。
毎月の料金は、経費になりますか?
一般的には、事業のための毎月の支払いとして経費で処理しやすいものです。ただし、扱いは契約の中身によって変わることがあるので、くわしくは税理士さんに確認してください。
途中でプランを変えられますか?
ページを増やしたいときなどに、上のプランへ変えられる会社が多いです。申し込む前に、プランの変え方も聞いておくと安心です。
参考にした公式情報
まとめ
- 月額制(サブスク)は、最初の制作費をおさえて、作ったあとの管理まで毎月の料金でまかせる作り方
- 買い切りとのいちばんの違いは「作ったあと」の手入れを誰がするか
- 3年間で比べると、どちらが安いかは「修正やサーバー代が月額に入っているか」で変わる
- 関東の制作会社378社のうち、初期費用0円の月額制プランを出しているのは12社(約3%)だけ
- 契約前に「最低契約期間」「やめたあとどうなるか」「月額に何が入っているか」を必ず確かめる
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