- ホームページが必要かどうかの考え方
- 作らないと損しやすい業種と、なくてもいい業種
- SNSやGoogleマップだけで足りるのか
- 1分でできる「うちに必要?」のチェック
結論:お客さんが「ネットで調べてから決める」仕事なら、ホームページは必要です
ホームページが必要かどうかは、「お客さんが申し込む前に、ネットで調べるかどうか」で決まります。調べてから決める人が多い仕事なら、ホームページがないだけで、比べる候補から外れてしまいます。
反対に、決まった取引先とだけ仕事をしていて、新しいお客さんを増やす予定がないなら、今すぐ作らなくても困ることは少ないです。
「うちはどっちだろう?」と迷う方は、この記事の後半にある「1分でわかる判断チェック」をやってみてください。
今、お客さんはどうやってお店や会社を探している?
まず、今の人がどれくらいネットを使っているかを見てみましょう。総務省の「令和7年通信利用動向調査」(2026年5月公表)では、次のような結果が出ています。
| 調べたこと | 割合 |
|---|---|
| インターネットを使っている人 | 85.7% |
| スマートフォンを持っている世帯 | 91.8% |
| ネットの使いみち「SNSの利用」 | 82.3% |
| ネットの使いみち「検索サービスの利用」 | 77.5% |
| ネットの使いみち「ホームページやブログの閲覧など」 | 56.5% |
※インターネットの使いみちは、インターネットを使っている人のうちの割合です。
10人いれば8〜9人がネットを使い、多くの人がスマホで検索やSNSを見ています。お店や会社を選ぶときも、「名前で検索して、ちゃんとした所か確かめてから電話する」という人がふつうになっています。
チラシや紹介で名前を知った人も、申し込む前にスマホで名前を検索することが多いです。そのときに何も出てこないと、「ちゃんと営業しているのかな?」と不安になり、ほかの会社に流れてしまいます。
ホームページがないと、どんな損がある?
ホームページがないことで起きやすい損は、大きく4つです。
- 比べる候補に入れない:「地域名+業種」で検索したとき、ホームページがあるお店だけが比べられます。
- 信用されにくい:会社の場所・料金・どんな人がやっているかが分からないと、初めての人は申し込みにくくなります。
- 同じ説明を何度もすることになる:営業時間・料金・よくある質問を電話でひとつずつ答えることになり、手間が増えます。
- 人を採用しにくい:求人に応募する人も、会社のことをネットで調べます。ホームページがないと、応募をためらわれることがあります。
逆に言えば、ホームページは「寝ているあいだも、会社の説明をしてくれる営業担当」のようなものです。
作らないと損しやすい業種
とくにホームページがあったほうがいいのは、お客さんが「いくつか比べてから選ぶ」業種です。
| 業種 | ホームページが必要な理由 |
|---|---|
| 医療(クリニック・歯科) | 診療時間・場所・診療内容を、来る前に必ず確かめられる |
| 飲食店 | メニュー・料金・お店の雰囲気を見て、行くかどうか決められる |
| 建設・工務店・リフォーム | 金額が大きいので、施工事例を見て何社も比べられる |
| 士業(税理士・弁護士など) | 「どんな人か」「得意な分野」を見てから相談先を選ばれる |
| 美容室・整骨院・サロン | メニュー・料金・予約の方法を見て、初めて来るか決められる |
| 学校・教室・塾 | 保護者がカリキュラム・料金・先生を比べて選ぶ |
| 介護・福祉(グループホームなど) | ご家族や相談員が、施設の様子や空き状況を調べる |
| 不動産 | 物件や会社の情報を見てから問い合わせる |
業種ごとのくわしい作り方は、次の記事でまとめています。
制作会社915社の実績から分かった「よく作られている業種」
当サイトでは、関東7県で掲載しているホームページ制作会社915社の紹介文から、「制作実績」に出てくる業種を数えました。たくさんの会社が作っている業種ほど、ホームページを持つのが当たり前になっている業種だと言えます。
| 業種 | 実績に出てくる制作会社の数 | 915社のうちの割合 |
|---|---|---|
| 医療(クリニック・歯科など) | 124社 | 13.6% |
| 飲食店 | 109社 | 11.9% |
| 建設・工務店・リフォーム | 100社 | 10.9% |
| 小売店・ネットショップ | 86社 | 9.4% |
| 学校・教室・塾 | 81社 | 8.9% |
| 製造業・メーカー | 71社 | 7.8% |
| 士業(税理士・弁護士など) | 55社 | 6.0% |
| 不動産 | 54社 | 5.9% |
| 美容室・サロン | 53社 | 5.8% |
| 介護・福祉 | 48社 | 5.2% |
※2026年11月、当サイト掲載の制作会社の紹介文(公式サイトの記載をもとに作成)から集計。1社が複数の業種に当てはまることがあります。
なくてもいい(後回しでいい)業種・ケース
次のような場合は、今すぐホームページを作らなくても、困ることは少ないです。
- 決まった取引先からの仕事だけで手いっぱいで、新しいお客さんを増やす予定がない
- 親会社や元請けからの仕事が中心で、お客さんが自分で会社を探してくることがない
- 地域の人がみんな知っているお店で、口コミだけでお客さんが十分来ている
- まだ開業の準備中で、何を売るか・いくらにするかが決まっていない
ただし、「今はいらない」と「ずっといらない」は別です。代替わり・人の採用・取引先が減ったときなど、急に「ネットで見つけてもらう」必要が出てくることがあります。困ってから作ると、検索に出るまで時間がかかるので、余裕のあるうちに準備しておくと安心です。
SNSやGoogleマップだけではダメ?
「インスタやGoogleマップがあれば、ホームページはいらないのでは?」という声もよく聞きます。それぞれの得意・不得意を比べてみましょう。
| SNS(インスタなど) | Googleマップ(ビジネスプロフィール) | ホームページ | |
|---|---|---|---|
| お金 | 無料 | 無料 | 作る費用・毎月の費用がかかる |
| 得意なこと | 新しいお知らせ・写真で雰囲気を伝える | 地図・営業時間・口コミを見せる | 料金・サービス内容・会社のことをくわしく説明する |
| 苦手なこと | 古い投稿が埋もれる・料金などが探しにくい | 書ける量が少ない | 作るのに手間とお金がかかる |
| 持ち主 | SNSの会社のルールしだい | Googleのルールしだい | 自分のもの(ルール変更で消えにくい) |
いちばんのおすすめは、「ホームページを家、SNSとGoogleマップを看板」として、両方使うことです。SNSやマップで知ってもらい、くわしいことはホームページで読んでもらう、という流れが作れます。
Googleマップへの登録は、無料の「Googleビジネスプロフィール」でできます。やり方はGoogle公式の「ビジネス プロフィールのスタートガイド」にまとまっています。
1分でわかる「うちにホームページは必要?」チェック
次の5つのうち、当てはまるものを数えてみてください。
- 新しいお客さんを、これからもっと増やしたい
- お客さんが、ほかのお店や会社と比べてから選ぶことが多い
- 料金やサービスについて、電話で同じ質問をよくされる
- 人を採用したい(アルバイト・社員)
- チラシ・名刺・看板を見た人から、問い合わせをもらいたい
| 当てはまった数 | 目安 |
|---|---|
| 3つ以上 | ホームページは必要です。ないことで、お客さんを逃している可能性が高いです |
| 1〜2つ | あると助かります。まずは小さく(数ページから)始めるのがおすすめです |
| 0 | 今は急がなくて大丈夫です。SNSやGoogleマップから始めてもよいでしょう |
作るなら:自分で作る?頼む?
ホームページを作ると決めたら、方法は「自分で作る」か「制作会社に頼む」かです。
| 自分で作る | 制作会社に頼む | |
|---|---|---|
| お金 | 安い(月数千円〜) | 買い切りは15万円前後〜、月額制なら月1万円前後から |
| 手間 | 文章・写真・設定をすべて自分で | 打ち合わせと原稿の確認くらい |
| 仕上がり | テンプレートの見た目になりやすい | 見やすさ・検索に出る工夫まで任せられる |
| 作ったあと | 更新・トラブル対応も自分で | まかせられる(保守を頼む場合) |
「パソコンが苦手」「本業が忙しくて時間がない」という方は、頼んだほうが結果的に早くて楽です。費用の目安は「ホームページ制作の費用相場」、最初の負担をおさえる方法は「月額制(サブスク)のホームページとは」でくわしく紹介しています。
よくある質問
小さなお店や、一人でやっている仕事でもホームページは必要ですか?
お客さんが「調べてから来る」なら、規模に関係なく必要です。むしろ小さなお店ほど、名前を知ってもらう機会が少ないので、検索で見つけてもらえることが大きな力になります。最初は3〜5ページくらいの小さなホームページで十分です。
一人で事業をしている方は「個人事業主のホームページ|いる?いらない?費用の目安と、一人でもできる作り方」で、費用の目安や自宅の住所の載せ方までくわしくまとめています。
ホームページを作れば、すぐにお客さんが増えますか?
作った日からすぐに増えるわけではありません。Googleの検索に出るまでには、早くても数週間かかります。ただ、「名前で検索した人」に見てもらう効果は、公開したその日からあります。
昔作ったホームページを、何年もそのままにしています。
営業時間や料金が古いままだと、かえって信用を下げてしまいます。中の情報を新しくするだけでも効果があります。「直し方が分からない」という場合は、制作会社や保守サービスに相談してみてください。
何を載せればいいか分かりません。
最低限、「何をしているか」「料金の目安」「場所と営業時間」「どんな人がやっているか」「問い合わせ方法」の5つがあれば大丈夫です。文章が苦手でも、制作会社に質問に答えるだけで作ってもらえることが多いです。
参考にした公式情報
まとめ
- ホームページが必要かどうかは「お客さんがネットで調べてから決めるか」で決まる
- インターネットを使う人は85.7%。多くの人が、名前で検索してから申し込む
- 医療・飲食・建設・士業・美容・教室・福祉など、比べて選ばれる業種は作らないと損しやすい
- 決まった取引先だけの仕事なら、今は後回しでもよい(ただし準備は早めに)
- SNSやGoogleマップは「看板」、ホームページは「家」。両方使うのがいちばん強い
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